ベギュム・エルジヤス
舞台芸術 / ダンス

ベギュム・エルジヤス © André Wunstorf

ベギュム・エルジヤス(1982年トルコのアンカラ生れ)はベルリン在住の振付家・ダンサー。2006年から芸術家集団「スィート・アンド・テンダー・コラボレーションス(Sweet and Tender Collaborations)」の一員。アンカラで分子生物学と遺伝子学を学んだ後、コンテンポラリーダンスの教育機関であるザルツブルグ・エクスペリメンタル・アカデミー・オブ・ダンスで振付を学んだ。

2012年ベルリン州政府のダンス奨学金とベルリン・コンテンポラリー・アート・アライアンスの奨学金を受ける。それに先立ち、ベルリン・タンツヴェルクシュタット、ポルトガルのオ・スパソ・ド・テンポ、トルコのサントライスタンブールに滞在。2007年から2008年にかけて、シュトゥットガルトにあるアカデミー・シュロス・ソリテュードの奨学金を受ける。

ベギュム・エルジヤスは卓球のボールの動きが作品の中心になっている作品「ピンポン」など、多くのプロジェクトを制作している。ハンブルグのK3での滞在振付家として行った動きに関する研究は、終了プロジェクトとして上演され、若手振付家に贈られる「ヨーロッパの庭」賞(2009)にノミネートされた。「ピンポン」の継続プロジェクトである「舞踏会の部屋(Ballroom)」(2010)は、ヨーロッパ全体の様々な舞台で公演された。

ヴィラ鴨川でのプロジェクトは「声を与える(Giving Voice)」というタイトルが付けられた。ベギュム・エルジヤスが計画したインスタレーション・パフォーマンスでは、声と身体と空間との関係がテーマとなった。彼女はこのプロジェクトで、“声”そのものが詩的な面と政治的な面を一つにすることを出発点としている。京都では文章、身体、声を分離し、演劇要素として新たにつなぎ合わせている文楽と能も研究した。さらに、敬意や社会的役割やヒエラルキーが日本社会では声を通してどのように現れているかも分析した。

ヴィラ鴨川滞在中に取り組んだインスタレーション・パフォーマンス『Voicing Pieces』が、2017年3月30日、エッセンのアートセンター PACT Zollverein(パクト・ツォルフェライン)で上演された。またその後、各地のフェスティバル(ブリュッセル、ルーヴェン、グラーツほか)でも紹介される予定である。

カレンダー

2014年4月26日
『ヴィラ鴨川で、START!』

ドイツの芸術家との交流会 ~ 新しいレジデントを迎えて
マルクス・ヘルニヒ館長退任スペシャルバージョン

18時30分 – ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川 | 芸術家との交流会

2014年7月12日
Creators@Kamogawa

ドイツアートBar
座談会「ベルリン × 京都」

18時30分 – ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川、ホール | トーク