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Berlinale Blogger 2018
清原惟監督インタビュー

Yui Kiyohara im Interview auf der Berlinale 2018
Yui Kiyohara im Interview auf der Berlinale 2018 | © Hikaru Suzuki

誰かがどこかで生きていて、それがどこかで繋がってしまう瞬間ってあるのだろうか?その問いに答えるように、全く違う二つのストーリーが同じ家の中で進行するこの映画はその斬新な構造で描かれる。

2月20日(火)21:30 から東京藝術大学大学院の修了作品として発表した清原惟の映画《わたしたちの家》(2017年)のインターナショナルプレミアがベルリン国際映画祭で行われた。その不思議なパラレル映画は、その構造が成功しているのかいないのか?何故もっと二つのストーリーを関係させなかったのか?それがベルリンに住む関係者のディスカッションの種になっていた。
 
映画は、少女たちが曲に合わせて踊る場面からだ。爽やかな空気と期待に満ちた、何か始まるワクワクした気持ちが盛り上がる。なんて可愛らしい映画なんだろう。
1, 母と14歳の娘のセリは二人暮らし。つい最近、母に新しい恋人ができて複雑な気持ちになっている娘のセリ。
2, サナは目覚めるとフェリーに乗っており、自分に関する記憶がなくなっていた。記憶を失ったサナとそれを助けたトウコは一緒に暮らし始める。
 
映画の中で起きる2つの物語の干渉はかすかな人の気配のみだ。隣のお客さんと目が合いとっさに感想を尋ねると、ドイツ映画に同じような構造を持った映画を見たことはない!と話した。そんな特異な映画を製作した清原惟監督がベルリン映画祭の会場でこの映画の着想について語った。
 

 
上映情報
映画「わたしたちの家」は渋谷のユーロスペースで3月10日より再上映されることが決定している。