教育
beuys on/off

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「アンラーニング・サマースクール」は、アンラーニング(学んだことを意識的に忘れること)についてのワークショップである。アンラーニングとは、私たちがどのように学ぶのか、何を学ぶのかを問うことであり、知識生産が行われる官僚的制度において形式化されてきた暴力という、制度的な抑圧の残虐性に抵抗することである。

2021年7月〜9月、チェ・テユンとマ・ジョンヨンは、ユーラシア出身のゲストアソシエイトと協力し、キルギスタン、カザフスタン、韓国、日本の参加者を対象に、月1度のオンラインセミナーを開催する。「アンラーニング・サマースクール」は、フォーマルな、あるいはオルタナティブな教育の場で多様な実践経験を持つ、精選された参加者のグループを対象に実施され、参加者の研究と対話は、beuys on/offウェブサイトと、彼らの作品を紹介する一般イベントにおいて公開される。ヨーゼフ・ボイスは、自由国際大学を「資本主義と共産主義を超えた社会の計画」として概念化したが、同様の手法で、「アンラーニング・サマースクール」は、異なる文化を持つ参加者を繋ぐ。その中で参加者は、「学んだことを意識的に忘れ」、距離や文化の違いを超えて友情を育む可能性を探求するのだ。