デジタル成熟

Digital Souverän Aufmacher © ZKM Karlsruhe

「成熟Mündigkeit」というドイツ語は、すぐにイマヌエル・カントを連想させる。カントは、成熟するためには、一人ひとりが自身の理性を公的に使用しなければならないと説いた。この格言はどのようにして現代のデジタル空間に移され、実行されうるのだろうか?カントによれば、自分で物事を考え、責任をもって行動するのは容易なことではない。では今日、それにはどのような知識やツールが必要なのだろうか?7月15日から、本シリーズではドイツと日本における状況を概観し、デジタル空間における成熟について提案を行う。