セミナー
猿の演劇論 

The Theatre Theory of the Apes
© The Theatre Theory of the Apes

ゲーテ・インスティトゥート東京 、207・209教室

「猿の演劇論」は、演劇評論家の鴻英良氏が自らの体験のなかで捉えた近現代演劇の精神史を振り返りつつ、近代的な「知」の転覆を図る実験的な講義である。今回の第2期は、非ヨーロッパ世界の動きに焦点を当てながら、近現代演劇の流れを読み直す。過去の革命と世界大戦の歴史から私たちは何を学ぶのか。演劇において繰り返されてきたその問いから、参加者とともに21世紀演劇のビジョンを考える。講義と共に、参加者による課題討論会が定期的に行われる。参加者は「鴻英良の**という主張は間違っている。」とレクチャー批判の文章を書き、課題討論会で鴻氏と議論する。
 
シラバス(予定):
 
Prologue. 石を投げるサイード、じゃがいもを掘るベケットーポスト・インぺリアズム演劇の起源 (2017年11月23日(木祝)16:00-18:30)
 
Part1. 演劇の起源と哲学の系譜
1-1. 起源の前、もしくは、もう一つの起源/古代ギリシアと反転するアジア(2017年12月17日(日)17:00-19:30)
1-2. コメディアの二つの系譜ーソクラテスの視座から(2018年1月)
課題討論会 Vol.1 (2018年1-2月)
 
Part2. 演劇と帝国主義
2-1. キマイラ演劇はいかにして出現したか/コートジボワールの衝撃(2018年4月)
2-2. 帝国主義の罠/アパルトヘイトのあとで(2018年6月)
2-3. 神話、歴史、そしてモダニティー/このアジアの片隅で(2018年7月22日 (日)15:00-17:30)
 
Part3. 演劇と世界戦争
3-1, 戦時下の日本の演劇人、そして戦後の演劇人 (2018年9月)
3-2. 世界大戦とレジスタンスの記録 (2018年10月)
 
Epilogue. 破局(カタストロフィー)の身振りへー革命なき戦争の時代に抗して(2018年12月)
 

詳細

ゲーテ・インスティトゥート東京 、207・209教室

アクセス
107-0052 東京都港区赤坂7-5-56
ドイツ文化会館内, 2F

言語: 日本語
一回:1,500円
全9回:10,000円

thetheatretheoryoftheapes@gmail.com