ニナ・フィッシャー&マロアン・エル・サニ
美術
1993年よりベルリンにて2人のコラボレーションを行う。ベルリンのギャラリー「Eigen+Art」に所属。
2007年~2010年、フィッシャー&エル・サニは、札幌市立大学准教授として映像やメディアアートの指導を行った。2人の芸術活動に対し、これまで、ベルリン芸術大学カール・ホーファー賞や、ヴィラ・マッシモ奨学金によるローマ滞在、DAADドイツ学術交流会の奨学金で東京滞在、パリ国際芸術都市(Cité des Arts in Paris)滞在、アムステルダム市立近代美術館の奨学金など、数多くの賞や奨学金を受けている。
2人の作品は、フランクフルト国際現代美術展『マニフェスタ4』(2002年)、シドニー・ビエンナーレ(2002年)、イスタンブール・ビエンナーレ(2007年)、光州ビエンナーレ(1995年、2002年、2008年)など、数多くのグループ展やビエンナーレで展示された。また、東京都写真美術館(1999年)、山口情報芸術センター(2005年)、アムステルダム市立現代美術館(2007年)、クンストハウス・グラールス(2009年)、アムステルフェーン・コブラ近代美術館(2010年)、広島市現代美術館(2010年)など、各地で個展も開いている。
ヴィラ鴨川滞在中、ニナ・フィッシャーとマロアン・エル・サニは、新しい映像作品プロジェクト"Spirits Closing Their Eyes"に取り組んだ。この映像作品は、2011年3月11日の東日本大震災後の日本の生活を描いており、2012年に東京都写真美術館、メディアシティ・ソウル・ビエンナーレで上映された。
また、津波の被害を題材にした作品"I Live in Fear After March 11“は、あいちトリエンナーレ2013、2014年には第6回恵比寿映像祭、東京都写真美術館で公開された。