アン・コッテン
文学
アン・コッテン(1982年アメリカ生れ)はベルリン在住の作家。ウィーンでドイツ文学を学び、2007年、具体詩(コンクレーテ・ポエジー)に関する論文で卒業した。「この世の後に。具体詩とその結果のリスト」は2008年に刊行された。2007年には最初の詩集「外来語辞典ソネット (Fremdwörterbuchsonette)」が出版された。2010年には文芸批評で注目を浴びた第二作「フロリダ空間 (Florida-Räume)」が続いた。
「外来語のソネット」は2007年のラインハルト・プリースニッツ賞を受賞、さらにクレメンス・ブレンターノ賞(2008年)、ヘルマン・ヘッセ奨励賞(2012年)も受賞した。彼女が受けた奨学金には、オーストリア国家奨学金(2008年と2009年)とカネッティ奨学金(2010年と2011年)がある。
コッテンは、ヴィラ鴨川でのプロジェクトでは漢字と取り組み、その際、ヨーロッパのポストモダンのゲシュタルト理論だけではなく、日本の美学や哲学も取り入れた。そして、滞在中の作業の成果を、記憶術にある詩的技法のルーツを拠り所として、長編詩にまとめた。