レーナ・ヴィリケンス & ザラ・チェスニー
音楽 / 美術
レーナ・ヴィリケンス(1977年生まれ)はデュッセルドルフ芸術アカデミーとベルリン芸術大学で学んだ後、DJとして2011年より国際的に活動の場を広げ、来日公演も行なっている。またグラフィックデザイナーとしても映画やテレビ番組のプロダクションデザインを手がけ、月一回放送のラジオのショー番組も持っている。
ザラ・チェスニー(1979年生まれ)はデュッセルドルフ芸術アカデミーで学んだ。チェスニーの作品は、ドイツ国内の数多くの個展のほか、国際的な展覧会でも紹介されている。また、2015年からスタートしたプロジェクト「Phantom Delia Video Series」でミュージシャンのレーナ・ヴィリケンスと組んでいる。
京都滞在中は、レーナ・ヴィリケンスとザラ・チェスニーは、フィールド・レコーディングや地域の音楽のリサーチ、日本人アーティストとの領域横断的な議論を通して、共同プロジェクト「Phantom Kino Ballett」を発展させた。この「ファントム・キノ・バレエ」は、音楽、プロジェクション(投影)、立体作品、パフォーマンス、ダンス音楽等からなるコラージュで、成長し続けるプロジェクトである。二人は2017年11月、東京と大阪の公演にて、ヴィラ鴨川滞在中に制作した新しいバージョンのPhantom Kino Ballettを披露した。