ニカ・ラディッチ
美術
ニカ・ラディッチ(1968年生まれ)はベルリン在住。ザグレブの芸術アカデミーで彫刻を、ウィーン大学で芸術史を学んだ。ビデオインスタレーションや空間インスタレーション、写真や動画を制作し、その主なテーマはコミュニケーションと表象の可能性である。
ヴィラ鴨川では、様々な文化の受容や、社会が無難と感じるものの表象をテーマとするビデオプロジェクトに取り組んだ。「異」文化と「自」文化は、各々の記号化においてどう振る舞うのか?私たちの身近な世界についてのイメージと、様々な土地や人間を含む現実世界は、どの程度似ているのだろうか?
ラディッチはまた、2017年7月、京都工芸繊維大学の国際シンポジウムの枠組みで、同大学の歴史的な建造物に、サイト・スペシフィックなビデオ作品シリーズを新たに制作した。