ベレ・サントス
舞台芸術 / 美術
ベレ・サントスは演劇と美術の境界域で活動するアーティストである。彼女はフェミニスト演劇グループThe Agencyの共同芸術監督を務めている。活動の重点は、没入型パフォーマンス、インスタレーション、舞台美術および衣裳デザインである。それに加え、2020年9月からは、ベルリンのフォルクスビューネ劇場におけるデジタル・パフォーマンスのシリーズ作品Next Waves Theaterを共同監修している。またヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展2021においては、ドイツ館のテーマ「2038」の衣裳デザインの責任者を務めた。
多くの人々にとって、パンデミックの時期には孤立と孤独が重くのしかかる。その中で人はどのように悲嘆や喪失と向き合うのだろう、とベレ・サントスは問いかける。そのリサーチの過程で、彼女は水子供養という、妊娠初期に胎内死したり、中絶手術により生まれることなくこの世を去ったりした赤子を弔う儀式のことを知った。Mourners Inc.と題したパフォーマンス・空間インスタレーションにより、追悼の儀式をコレオグラフィックに演出し、観客が深く考えながら見るように仕向けたいと考えている。