実験映画祭 イメージフォーラム・フェスティバル2016

実験映像の祭典「イメージフォーラム・フェスティバル」において、今年は、ドイツ人映像作家で2015年ヴィラ鴨川レジデントのフィリップ・ヴィトマンのキュレーションによるプログラム、「プログラムQ: プロセッシング・ランドスケープ」が上映されます。

イメージフォーラム・フェスティバルは、東京、京都、福岡、名古屋などで開催され、京都では、5月14日(土)~22日(日)まで京都芸術センターを会場に行われます。


プログラムQの上映日時・会場
【東京】 4月30日(土)11:00/5月5日(木・祝)13:45、
      会場:シアター・イメージフォーラム(東京)
【京都】 5月15日(日)16:30、会場:京都芸術センター
【福岡】 6月5日(日)13:50、会場:福岡市総合図書館
【名古屋】 6月25日(土)11:00、会場:愛知芸術文化センター


プログラムQ:プロセッシング・ランドスケープ
6短編作品、計89分。
我々が“風景”と言う時、それは地理的・絵画的・写真的・神話的・政治的・伝記的意味を持ちうる。風景は我々を形づくると同時に、我々の自然に対する影響や社会政治状況を反映したものである。風景を、そういった変化のフィールドとして捉えた最新の実験映画をフィリッ プ・ヴィトマンがセレクション。



『AからA』
ヨハン・ラーフ
35ミリ/5分/2011年(オーストリア)

製作者のラーフはヴェスパに飛び乗って、街の交通島をカメラにおさめた。交通島は、市内の道路に設けられた安全地帯で、それらは交通の流れを速めたり、逆に止める役割を持っている。そして建造物の密集する都会に光の当たる空間をも確保してくれている。
 
 
『神の声』
ベルント・リュッツェラー
デジタル/9分/2011年 (ドイツ)

観客は低速度撮影の画面に映し出されるインドの都市ムンバイの喧騒に引き込まれる。それと同時にその場の感性をも要求される。大都市の姿が威嚇的にも、傷つきやすいものとして映る。
 
 
『スリーピング・ディストリクト』
ティンネ・ゼナー
デジタル/12分/2014年(デンマーク)

人の存在のみによって生きる場として認識できるモスクワの近郊。需要とエコノミカルな思惑との狭間にある都市計画を浮かびあがらせる。見渡す限り続くコンクリートの住宅は、人気によってのみ命を与えられるかのようだ。


『47番』
ホセ・ミゲル・ビスカーヤ
デジタル/11分/2014年 (オランダ)

ホセ・ミゲル・ビスカーヤがビデオにとらえる風景は、無人の場所のように見える。しかし実際は元の画像に手を加え、自然の風景のように見せているのだ。そこにはいまだ見たことも無い風景が現れる。
 

『全ては無常、いくつかのものは変化する』

アナ・マルツィアーノ
デジタル/17分/2011年(フランス)

2009年に地震にみまわれたイタリアの地域アブルッツェンにある町ラキーラの風景の変化を追う。そこに住む人々によって破壊されてゆく自然をフラグメントで綴る。  


『エイタスの消失』
ポーリーヌ・ジュリエール
デジタル/35分/2014(スイス)

地球温暖化によって沈むとされる南太平洋の島ツバル。
この地の地理的、文化的損亡をポートレートする一方、すでに植民地主義とグローバル経済によって終焉を定められていたツバルの神話文化を描く。
 

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