ドイツ映画上映会 『Scherbenpark (破片公園)』

Scherbenpark © Eyeworks Film

2018/03/12 (月)

18:30 - 21:00

ゲーテ・インスティトゥート大阪・京都

監督:ベティーナ・ブルムナー、2013年、91分

《Scherbenpark(破片公園)では、欲しいものは取る。ここでは、口汚く罵倒されても、自分の母親が殺されても、大口を叩いて平然としていなければならない。》
 
17歳のサシャには唯一の目的がある。義父ヴァディムを殺すこと!これは復讐だ。
ヴァディムは、サシャと幼い弟と妹の目の前で母を射殺したのだ。サシャは《破片公園》という汚い高層団地で住み、自分なりにトラウマを克服しようとしている。ある日、母の殺人犯に好意的な記事が新聞に掲載されると、怒りに駆られたサシャは新聞社の編集者に抗議する。彼はサシャを哀れに思い、また償いとして、彼女を自宅に仮に住まわせることにする。そして、サシャ、記者と彼の息子フェリックスの三つ巴生活が始まる。
 
Scherbenpark(破片公園)はアリーナ・ブロンスキ著の同名小説を2013年にベッティーナ・ブルームナー監督が映画化した作品です。ドイツの文芸評論欄は、この作品の簡潔な文章、巧妙な口語体、うまいストーリーの組み立て方を絶賛しました。また、小説は社会階層の研究であるとも考えられています。映画でも、格差社会、教育機会のチャンス、都市の貧困地域、マスコミのセンセーショナリズム、あるいは青小年の心の問題など、様々な社会問題が提示されています。
 
上映前に、映画で使われる言い回しについて学びましょう。映画はドイツ語で上映され、ドイツ語字幕付きです(日本語字幕はありません)。上映後、感想などをドイツ語で話し合いませんか?ぜひご参加ください。

18:30              開場
19:00 - 21:00  映画鑑賞 & ディスカッション


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