演劇公演 『アラビアの夜』(作:ローラント・シンメルプフェニヒ) 

Die Arabaische Nacht ©興梠友花

2017年3月18日(土)/19日(日)/20日(月・祝)

in→dependent theatre 1st

エイチエムピー・シアターカンパニー 同時代の海外戯曲Ⅲ

2013年春にドラマリーディングとして上演し、その後2014年度にHMPシアターカンパニー演出家の笠井友仁氏が文化庁芸術祭新人賞を受賞したシンメルプフェニヒの「アラビアの夜」を、同劇団が新キャストで新たに上演します。
現実とファンタジーが入り混じる「語りの演劇」をぜひお楽しみください。

あらすじ
夏の夜、ある高層マンションの8階でフランツィスカはシャワーを浴びていた。
彼女に記憶はない。
現在の生活も、どうして友達のファティマとこのマンションに越してきたのかも思い出せない。
シャワーを浴び、日が沈むと同時にソファで深い眠りに落ちる彼女の元を3人の男が訪れる

― 向いのマンションに住むカルパチ、
ファティマの恋人カリル、
そしてマンションの管理人ローマイアー。

何気ない現実的な世界に、象徴的なイスラムの幻想空間が入り込む。
ファンタジーとリアルの境界が融解する。

演出・舞台美術:笠井友仁
翻訳:大塚直
ドラマトゥルク:くるみざわしん
出演:
☆…アラビアチーム
フランツィスカ ― 原由恵
ファティマ ― 水谷有希
カルパチ ― 高橋紘介
カリル ― 藤田和広
ローマイアー ― 澤田誠

★…ナイトチーム
フランツィスカ ― 畑迫有紀
ファティマ ― 石川信子
カルパチ ― 山下裕矢
カリル ― 福田薫
ローマイアー ― 坂本正巳


作家プロフィール
ローラント・シンメルプフェニヒ、1967年ゲッティンゲン生まれ。現在、ドイツ語圏でもっとも頻繁に上演されている現代劇作家の一人。『金龍飯店』では、ベルリン演劇祭に招待されるなど演出家としても注目を浴び、2010年度のミュールハイム市劇作家賞を受賞。

翻訳者プロフィール
大塚 直 1971年広島県生まれ。劇作家ボートー・シュトラウスに関する研究で博士号取得。現在、愛知県立芸術大学音楽学部准教授

 

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