映画 ファティ・アキン監督作品: 『50年後のボクたちは』

Fatih Akin: „Tschick“ © 2016 Lago Film GmbH. Studiocanal Film GmbH

2017年 09月 16日 (土) -
2017年 10月 07日 (土)

シネ・リーブル梅田


大阪市

ヴォルフガング・ヘルンドルフの小説(原題は「Tschick」、邦題は「14歳、ぼくらの疾走」)の映画化を発表したとき、監督ファティ・アキンへの周囲の期待は大きかった。それというのも「14歳、ぼくらの疾走」は、あらゆる世代をして過去数年で最も心に残った本の一つと言わしめたミリオンセラー小説だからである。その期待に応えるがごとく、アキンはマイクとチックと言う周りから少し浮いたふたりの 少年の世界を色鮮やかで印象的な映像で表現、力強いロードムービーに仕立て上げた。
 
14歳のマイクとチックは夏休みの始めに、ひょんなことから旅に出ることとなる。複雑で裕福な家庭の子マイクとモンゴル系ロシア移民でしばしば登校時から酒臭いチック。ある日チックはオンボロのロシア車ラーダニーヴァでマイクの家にやってきて、クラスメイトのタチアナの誕生日パーティーへ連れ出す。変人マイクと奇人チックだけが招待されなかったパーティーだ。 立と自由への欲望に身を任せ、二人はその夜車で旅に出る − 目的地:ワラキア 。道中おかしな人々と出会いながら、時に愉快に、それでいて深い悲しみを抱えた思春期の車旅行は、ちぐはぐコンビを引き裂くことのできない繋がりで結びつける。新しい自分を探す旅は、現代ドイツの若者の姿をユーモア豊かに 映し出す。

『50年後のボクたちは』は、シネ・リーブル梅田で9月16日公開、以降国内の各都市で上映される。

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