プロジェクト「未来という過去 ~The Future of The Past」: 映画 HARUKO

Haruko © 2004, FUJI TELEVISION NETWORK, INC.

11月3日(金) 14:50
11月7日(火) 16:10
11月9日(木) 18:25

シネ・ヌーヴォ 


大阪市

日本/81分/2004年/日本語(英語字幕つき)

企画:西渕憲司
監督:野澤和之
製作:フジテレビジョン

ヤミ商売で37回の逮捕歴。
怒涛の人生を生き抜いてきた在日一世の母と、そんな母の姿を記録してきた朝鮮総連・カメラマンの息子。母が一生懸命生きてきた人生を傍らでずっと見てきた息子は、彼女の人生の瞬間瞬間をフィルムに記録した。現在では国籍を北朝鮮籍から韓国籍に変え、日本で母から焼肉屋を継いだ息子が、老いて行く母に見るものは。7人の子供を抱えながら、激動の時代と放蕩する夫に振り回され、極貧生活、一家離散を経験した金本春子。亡くなった後も夫を絶対許せない彼女は、「父」として慕う子供達と事あるたびにぶつかる。「国籍」や「思想」でも親子間で価値観が食い違い、口論も絶えない日々。彼女の幸せの瞬間とは、幸せを目指して生きてきた母と家族の絆の記録。

2003年にフジテレビにて放送された『ザ・ノンフィクション「母よ!引き裂かれた在日家族」』は、ある普通の在日朝鮮人家族の半生を描いたドキュメンタリー作品だが、好視聴率を記録しただけでなく、ギャラクシー賞も受賞。在日社会でも大きな話題となった。
この「HARUKO」劇場公開版は、テレビ放送後に寄せられた様々な反響と再放送を望む声に応える形で、フジテレビが製作したドキュメンタリー映画である。作品の中には、長男ソンハ氏撮影のフィルムが所々使用されており、母のピョンチュン(春子)さんのヤミ商売、逮捕されて出所する姿、北朝鮮へ渡る妹とその時の母の姿等が、息子の優しく切ない視線を通して焼き付けられている。これらのフィルムは、家族や、街で遊ぶ子供たちの様子等を通して、40年以上前の日本で生きていた人々の生活ぶりを克明に記録した大変貴重なものである。


関連イベント

11月3日(金・祝)18:40~
対談「在日韓国人みずからによる映像」四方田犬彦×李鳳宇(90分)

11月4日(土)18:00~
日独韓台シンポジウム「映画で知る歴史」:四方田犬彦×ゲオルク・ゼースレン×イム・ジヒョン×ジェーン・ユウ(90分)

 

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