映画 45年生まれ

Jahrgang 45 © DEFA-Stiftung / Roland Graef

5月16日(水) 20:35

シネ・ヌーヴォ 

監督・脚本 ユルゲン・ベトヒャー/1966(1990)年/95分

プレンツラウアー・ベルクに暮らす若い夫婦アル(アルフレート)とリー(リザ)は離婚を決めた。二人が暮らす小さなアパートは、今にも崩れそうな古い建物。自動車整備工で熱狂的なバイク好きのアルは、内気で消極的な性格に悩んでいる。新生児室の看護師として働くリーは、危機的な二人の関係を冷静にとらえ、アルが心を開いてくれるのを待っている。二人が再び幸せに暮らせる日は来るのか――。

画家でドキュメンタリー映像作家としても有名なベトヒャーが、初めて制作した唯一の劇映画。イタリアのネオレアリズモに通じるモノクロ映像で描かれた60年代若者の自由奔放な生き方は、編集の段階から厳しい検閲に遭い、1990年まで公開されなかった。
 

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