映画上映 ウルリケ・オッティンガー『アル中女の肖像』

ウルリケ・オッティンガー『アル中女の肖像』 © Ulrike Ottinger

2022/05/08 (日)

15:00

ゲーテ・インスティトゥート東京 ホール

unrest 62|22ーパパの映画への挑発 Part 1: 女性映画作家62|22

前売り券はピーティックスにて販売中です。当日券若干枚販売予定。

上映後、ウルリケ・オッティンガー監督とオンライントークを行います。


『彼女』の主人公、エレガントな金持ち女が、自己破壊的な情熱に浸るためにベルリンに旅し、そこでひたすら酒を飲んでは酔いに身を任せます。その名もなき女主人公は浮浪者の女性と一緒に、知る人もいない大都会を徘徊し、酒を飲んで大暴れをします。それらの出来事について、「正確な統計」「社会問題」「常識」という寓意的な名前を持つ3人の高慢な女性たちが解説します。
ウルリケ・オッティンガーの初期の作品は特異な映像イメージやクイアな世界を描いて、アンダーグラウンドの映画界に貢献をしていましたが、『アル中女の肖像』でついに自身の作品によって独自のカテゴリーを作り上げました。かつて見たことのないようなベルリンのイメージ映像によって、アル中女であるタベア・ブルーメンシャインがアーキタイプ(原型)的人物 - マグダレーナ・モンテツマ、ニナ・ハーゲン、クルト・ラープ、フォルカー・シュペングラー、そして何よりベルリンのツォー駅の酒飲みとして描かれたニューヨークのアーティスト、ルッツェ ― との出会いを果たすカルト映画です。
ドイツ、1979年、107分、16㎜
本、監督、美術、撮影:ウルリケ・オッティンガー
出演:タベア・ブルーメンシャイン、ルッツェ、マグダレーナ・モンテツマ、オルファ・テルミン、モニカ・フォン・クーベ、パウル・グラウアー、ニナ・ハーゲン、ギュンター・マイスナー、クルト・ラープ、フォルカー・シュペングラー、ギンカ・シュタインヴァクス、エディ・コンスタンティン、ヴォルフ・フォステル、他

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