ゲーテ・インスティトゥート東京開設60周年記念企画 unrest62/22(変動の時代62/22) 「Grenzfrequenz 限界振動」
「Tele Musicking」

unrest musik

5月27日(金)
19:00- JST (12:00 - CET)

5月28日(土)
19:00- JST (12:00 - CET)

ゲーテ・インスティトゥート東京 ホール

東京 ― ベルリン同時開催

     チケット前売り PEATIX(東京、5/27, 5/28)
                                            KOKA(ベルリン、5/27, 5/28
  (Peatix販売終了後は、会場にて当日券をお買い求めいただけます)

2022年、ゲーテ・インスティトゥート東京開設60周年を機に記念企画シリーズの一つ「unrest 62/22(変動の時代62|22)」を開催します。そのうちの音楽プログラムでは、日独の文化交流活動がスタートした1960年代の電子音楽シーンを振り返り、今最先端で活躍中のアーティストをゲストに迎えて、2日にわたって現代の視点から当時の潮流を再解釈します。今はまだ同じ場所で音楽の交流ができませんが、それに代えて、東京とベルリンそれぞれの会場をつないで、クアドラフォニック(4CH)なサウンドの体験を実現します。このように1960年代のアイデアを契機に、コロナの時代の制限を乗り越えて、新しい実験とクリエイティブな出会いの場が生まれるでしょう。

5月27日(金)「GRENZFREQUENZ 限界振動」

19:00 (JST)~  ゲーテ・インスティトゥート東京、ホール
12:00 (CET)~ ベルリン日独センター

Stockhausen_1994_WDR カールハインツ・シュトックハウゼン『テレムジーク』 (1966)
ホアン・ヴェルダグエルによるサウンド・プロジェクション

刀根康尚『足踏みオルガンのための音楽』(1962)
角銅真実によるパフォーマンス

『テレムジーク』は、シュトックハウゼンが日本で収録した音源や、世界中の民族音楽を相互に変調させてまとめあげた、いわば電子的なワールドミュージックです。一方、『足踏みオルガンのための音楽』刀根康尚が「反音楽」と取り組んでいた時期に制作されたもので、1970年代に反戦のメッセージを込めて再演奏されています。これらの歴史的な作品に焦点を当てた上演を行い、関連企画としてレクチャーも実施します。
  unrestmusik_musiker  

5月28日(土)「TELE MUSICKING」


19:00 (JST)~  ゲーテ・インスティトゥート東京、ホール
12:00 (CET)~ ベルリン日独センター

『Tele Musicking』はテレムジークのアイデアをもとに、東京とベルリンで行われる音楽の共同実験です。それぞれの会場に、実験音楽や電子音楽のアーティストが集結。演奏の音源や4チャンネルで録音された音源を双方向に送受信し、反対側の会場でアコースマティックに再生します。最後には両会場の音源を相互に変調させ、それをもとにライブ演奏を行い、共通の新しい音楽の地平を拓きます。

出演:Mieko Suzuki (ターンテーブル、ライブエレクトロニック)、菊地奈緒子(箏)、大城真(サウンド・オブジェクト)、ゲブリューダー・タイヒマン(ライブエレクトロニック、クロス・モジュレーション)、YPY(エレクトロニック)、山本達久(ドラムス、パーカッション&オブジェ)、ju sei(ヴォーカル他)、松浦知也(クロス・モジュレーション)、okachiho(クロス・モジュレーション
   

関連プログラム

オンライン レクチャー
5月13日(金)、17:30  CET 会場:Auditorium Superbooth 22 FEZ (ベルリン)
プログラムの解説として、ベルリンのエレクトロニクスの音楽家ハインバッハが、WERNHKの電子音楽スタジオで用いられた初期の電子音楽の技術に関するビデオ講義を行う。その映像はゲーテ・インスティトゥート東京の60周年記念企画の音楽プログラムの一部として実施され、レクチャーは、ゲーテ・インスティトゥート東京の YouTubeチャンネルでオンライン視聴いただけます(英語、字幕なし)。

展示(映像)
5月25日(水)~5月29日(日)14:00-19:00 JST 会場:ゲーテ・インスティトゥート東京(ホワイエ)

リサ・ロヴナー『Sisters With Transistors』(イギリス・フランス、86 分、2020年、英語版、字幕無し)
このドキュメンタリー映像では、まだ短い歴史しかない電子音楽の分野の女性作曲家や音楽家、発明家を紹介し、彼女たちが本来受け取るべきだが、実際にはなかなか深い称賛を送っている。

『Kölner Klänge (ケルンのサウンド)』(制作:WRD、ケルン、オンライン展示、ドイツ語上映)
ケルンにあるWDR(西部ドイツ放送)電子音楽スタジオの歴史と同スタジオのレガシーを守るための攻防を取り上げる。

5月26日(木)19:00-21:00、渋谷 Dommuneにて、関連イベントが実施されました。
「シュトックハウゼン vs 刀根康尚―電子音楽の黎明と日本のフルクサス」(詳細はこちらから)
TALK:佐々木敦(HEADZ)、日永田広(音楽プロデューサー)、柿沼敏江(音楽学者)
司会:宇川直宏(DOMMUNE)
LIVE:ユタカワサキ(electronics)+大蔵雅彦(Alto sax、clarinet)

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