フリッツ・バウアーの伝記の日本語翻訳本の紹介と翻訳者とのトーク

Fritz Bauer © 2015 zero one film / TERZ Film

2016年12月10日 16:00-18:00

ゲーテ・インスティトゥート東京 ホール

フリッツ・バウアー : 人権のための戦い

フリッツ・バウアーの人生と仕事は、ナチス支配の爪あとがまだ残る戦後ドイツでの、1人の勇敢な検事の物語の模範です。彼は若いときに迫害や強制収容所への収容、強制移住を乗り越えてきました。ナチス支配終焉後、新たな民主主義の確立を後押しするため、ドイツへ戻りました。人道とは彼にとって、より優れた検事でいるための原動力でした。彼はヘッセン州の検事総長として、フランクフルト・アウシュヴィッツ裁判の実現のため重要な貢献をしました。さらに、アイヒマンが裁判にかけられるように尽力しました。
 
2017年1月よりラース・クラウメ監督の映画『アイヒマンを追え!ナチスがもっとも畏れた男』が日本の映画館で公開されます。ローネン・シュタインケによって執筆された伝記『フリッツ・バウアー アイヒマンを追いつめた検事総長』の翻訳版もまた2017年に出版されます。
 
日本ではフリッツ・バウアーへの強い関心がどのように表現されるのでしょうか。本田稔教授は京都の立命館大学の法律学者で、ローネン・シュタインケの著書の翻訳者です。イベントでは、本田氏が翻訳へ至った動機や日本におけるこの本の重要性について話されます。また要望にお応えして、イベント内でラース・クラウメ監督の『アイヒマンを追え!ナチスがもっとも畏れた男』の抜粋が上映されます。
人権の日に次のような根本的な問題と向き合う : 特定の状況下でイイエと言う義務はあるのでしょうか?




 

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