フィルム・パフォーマンス シュウゾウ・アヅチ・ガリバーによるフィルム・パフォーマンス

© シュウゾウ・アヅチ・ガリバー © シュウゾウ・アヅチ・ガリバー

2018/06/15 (金)

19:00

ゲーテ・インスティトゥート東京 ホール

上映プログラム:
『Switch』(1966-67年 <2009年再制作>、16mm[デジタル])
『Screen』(1967年<2018年再制作>、16mm[デジタル])
『Film』(1968年、16mm[デジタル])
『Box』(1968年、16mm[デジタル])
 
1960年代は伝説的なヒッピーとして、70年代からは絵画、彫刻、写真、パフォーマンス、インスタレーションなどの幅広いジャンルを横断する現代美術作家として知られているシュウゾウ・アヅチ・ガリバーの60年代後半における映像作品を上演する。カメラによって1秒24コマで四角いフレームのフィルムに記録される時間と形式、映写機の光による白いスクリーンへの投射とそれを見る観客という空間、そうしたメディア自体の構造や環境、そしてその概念を原理的に問い返していく諸作品は、まったく新しい表現の登場というだけにとどまらず、映画・映像という分野のあり方を根底から揺さぶる出来事であった。今回の特集では、『Switch』、および『Box』のパフォーマンス上映が行われる。
 
アーティスト・トーク:シュウゾウ・アヅチ・ガリバー

シュウゾウ・アズチ・ガリバー
1947年滋賀県生まれ。関西で結成されたアーティスト集団「プレイ」に参加ののち、67年に東京へ移ると実験的な映像、パフォーマンス作品を発表する。73年より、作家自身の肉体を80の部位に分割し、各部位を作家の死後に保管する契約を結ぶプロジェクト「肉体契約」に着手する。80年代以降はドイツを含むヨーロッパ各地で作品を発表、2010年滋賀県立近代美術館で大規模な個展「EX-SIGN」が開催された。
 

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