国際交流基金賞 受賞記念講演会 細川俊夫 振動する夢の通路: 能から新しいオペラへ - オペラ「地震・夢」を中心に

Erdbeben.Träume © A. T. Schaefer

2018年11月29日(木) 19:00-21:00

ゲーテ・インスティトゥート東京 ホール

1973年に始まった国際交流基金賞では、学術、芸術その他の文化活動を通じて、国際相互理解の増進や国際友好親善の促進に長年にわたり特に顕著な貢献があり、引き続き活動が期待される個人又は団体を顕彰している。2018年は、その多彩な音楽活動により世界各地で活躍し、国際相互理解の促進に貢献してきたとして、作曲家の細川俊夫氏の国際交流基金賞受賞が決まった。
 
2018年7月に新作オペラ『地震・夢』をシュトッゥトガルト歌劇場で発表したばかり。作曲にあたっては、ドイツ文化センターが作品の土台となったドイツの小説『チリの地震』の読解に協力したほか、プロダクション・チームを日本に招聘して、細川氏との福島の訪問をサポートしたという背景もあり、縁の深いドイツ文化センターのホールにて、受賞記念講演会を行う。

本講演会では、オペラ「地震・夢」へ至るまでの細川氏のオペラの歴史、そして能をどのようにオペラに融合させるか、というテーマで細川さんにお話いただく。

Toshio Hosokawa © Kaz Ishikawa  第一部は、オペラ『 海、静かな海』、『二人静 - 海から来た少女』、『松風』、 そして日本初公開となる『地震・夢』の実際の映像(アレクサンダー・クルーゲ監督) や音を使用しながら、細川さんからお話をしていただく。
 
第二部は、オペラ『地震・夢』の台本制作時から本作に協力してきたドイツ文学の研究者である中央大学文学部教授の縄田先生から、細川さんのお話を聞きだしていただく。
 

タイムテーブル:
第一部19:00-20:10 講演
休憩 20:10-20:25
第二部 20:25-21:00 縄田雄二氏司会による対談と質疑応答
 
主催:国際交流基金、東京ドイツ文化センター







 

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