ヨーロッパ文芸フェスティバル2019
パネルディスカッション:Breaking Walls, Building Bridges

Brussig Mauerfall

2019/11/02 (土)

17:00 - 19:00

セルバンテス文化センター

朗読やレクチャー、対談などを通じて、ヨーロッパ各国の現代文学や作家たちを紹介するヨーロッパ文芸フェスティバル。「越境する欧羅巴文学」をテーマとする第3回目の今年、ドイツからはトーマス・ブルスィヒが参加する。

二極体制の終焉をもたらしたベルリンの壁の崩壊から30年。以来、国としてのアイデンティティや国家の意味するところは大きく変化し、近年、また新たな局面を迎えているにもかかわらず、こうした変化による影響の全貌を、私たちはまだ捉えきれていない。国境を越えることは、物理的な壁のみならず、人々の心の壁、価値観や態度の違いを超えることでもある。
こうした変化は、ヨーロッパの作家たちが生み出す作品にどのように関与しているのか? 旧体制の崩壊によって約束された自由は達成されたのだろうか? ドイツ、チェコ、イタリア、ポルトガル、ベルギーの5カ国の作家たちが壁崩壊から30年後のヨーロッパ、そこに寄せる希望と不安を語る。
司会は芥川賞作家の小野正嗣。

戻る