参加者募集！（応募締切4月30日）
ベートーヴェン生誕250年を記念して、日本、韓国、中国のゲーテ・インスティトゥートでは、この世界的な作曲家の功績とそのコスモポリタン的な人間性を称え、ベートーヴェンの作品を新しい現代の音楽言語で生まれ変わらせたマルチメディア・インスタレーション『カヴァード・カルチャー』を共同で実施します。
ドイツの作曲家ブリギッタ・ムンテンドルフとドラマトゥルクのモリッツ・ローベックが演出する本企画では、様々な空間で録音・録画されたデータがその素材となります。ベートーヴェンの『歓喜の歌』の一節「Seid umschlungen, Millionen! Diesen Kuss der ganzen Welt!（抱き合おう、何百万もの人々よ！このキスを全世界に！）」のメロディーに合わせてハミングで口ずさんだ録音・録画をお送りください。そこにオンサイトで撮影・録音する映像や音源をミックスして、ヴァーチャルな合唱を作り上げます。
ぜひこのベートーヴェン・プロジェクトにあなたも参加してください。
【参加方法】
録音・録画する場所はどこでもかまいません。自宅や街中、路上、電車の中など、今あなたのいる場所ならどこでも。
①パソコンやスマートフォン、その他mp3機器で、下のオーディオファイルを開きます。
②以下のビデオを参考にして、聞こえてくる楽器の音や声に合わせてハミングします。ハミングしている自分自身を録画してもOKです。
Brigitta Muntendorf, Moritz Lobeck
※「Seid umschlungen, Millionen! Diesen Kuss der ganzen Welt!...」のメロディーがわからないという方は、
こちらのYouTubeのリンク（13分40秒あたりから）を参考にしてみてください。
③自分の声を録音・録画したら、あとは
WeTransferや
GigaFile便などの大容量ファイル転送サービスを使って、以下のメールアドレスにデータを送ってください。
covered-culture@goethe.de
Brigitta Muntendorf
ブリギッタ・ムンテンドルフは、ドイツとオーストリアにルーツを持つ作曲家で、ブレーメンとケルンで作曲を学んだ。メディアや芸術・表現領域にとらわれず、多層的で幅広い作品を書く。自身の作曲活動や、芸術監督を務めるアンサンブル・ガラージェの活動において、音楽を純粋な音の芸術としてではなく、新しいメディアの時代における社会的・美的表現領域として捉える実験的なアプローチを行っている。
2014年、現代音楽の分野で目覚ましい活躍を見せた作曲家に授与されるエルンスト・フォン・ジーメンス音楽財団の奨励賞を受賞したほか、2017年には「ドイツ音楽著作者賞」で新人作曲家賞を受賞している。また同年、ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川（京都）にレジデンス滞在した。2013年からジーゲン大学で作曲を教え、2017年からケルン音楽舞踊大学で作曲科の教授を務めている。
ブリギッタ・ムンテンドルフ ヴィラ鴨川での活動
http://www.brigitta-muntendorf.de/
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