トーク #STUDIO202X シリーズ2 :第4回「芸術文化と民主主義」

Staffel 2 Studio202X Main Visual © Goethe-Institut Tokyo

2020/06/26 (金)

20:00 - 22:00

民主主義の未来

新型コロナウィルスの感染拡大に際し、最初に閉鎖されたのが、劇場やコンサートホール、美術館、図書館といった芸術文化のための公共施設だった。コロナ危機において、文化や芸術は「あればいいが、なくても困らない」程度のもので、享受してはならない、あるいはできないものなのだろうか。もしくは世界各地で、社会における共存のあり方を、過去を振り返りながら将来に向けて新たに考える過程で、芸術文化はこれまでより重要な意味を獲得するだろうか。
ハンブルク州政府の文化大臣カーステン・ブロスダ氏は、2020年初に出版された著書『民主主義における芸術』 で、芸術文化の本質的な役割は、自由を守り、社会との対話を推し進めることだと明言している。
#Studio202Xシリーズ2の第4回では、民主主義と芸術の自由に光を当て、コロナ危機によって、民主主義社会が今直面している文化政策上の問題を明らかにしていく。

ジャーナリストの津田大介氏が、カーステン・ブロスダ(ハンブルク州政府文化・メディア担当大臣、事前インタビュー)、大村秀章(愛知県知事)、佐野真由子(京都大学教授、文化交流史・文化政策)の各氏とこれらの問題について討論する。

視聴中の方も、ゲストへの質問を投稿することで、ディスカッションに参加することができます。

日本語・英語同時通訳付き二か国語配信

配信チャンネル
twitter.com/GI_Tokyo (日本語)
https://www.youtube.com/user/goethetokyo(日本語)
facebook.com/goethe.institut.tokyo/live (英語)

#Studio202Xについて

#Studio202X は、ジャーナリストの津田大介氏の協力により、ゲーテ・インスティトゥート東京がFacebookとTwitterで配信するトーク番組。シリーズ1は4月に4回に分けて配信された。 コロナの感染によって私たちが日々直面した新たな問題や課題に立ち向かうため、#studio202Xは、コロナがもたらす実際的な危機の克服というレベルの向こうにある、この世界的感染症の新たな地平に視線を向けた。6月に始まる#studio202Xシリーズ2のテーマは「民主主義の未来」である。

コロナの感染によって、民主主義の政治的・社会的な仕組が継続的な「ストレステスト」にさらされるようになっている。ロックダウンに伴ってもたらされた接触の制限や外出禁止によって、一時的ではあっても、世界各国で多くの人々が民主的な自由や社会参加の権利の制限を初めて経験することになった。民主主義は、ウイルス感染を抑制しつつ、同時に民主主義の本質である市民の政治参加や言論の自由をどうやって維持できるだろうか。どのような条件下なら、コロナ危機の後、民主主義という仕組を新たに見直すことができるだろうか?#Studio202Xのシリーズ2では津田大介氏が、哲学、社会学、心理学、法学などの分野から招いた国内外のゲストとの議論を通じて、この問題の核心に迫ってゆく。

 

戻る