討論会 演劇についての新たな考察: シュトゥットガルト歌劇場のセルジオ・モラビト氏を迎えて

写真 © Sergio Morabito 東京ドイツ文化センターでは、劇場と演劇の役割や存在意義を問い直す場として、討論会「演劇についての新たな考察」をシリーズ開催しています。今回は、シュトゥットガルト歌劇場をインテンダントのヨッシ・ヴィーラーと共に支えるチーフ・ドラマトゥルクのセルジオ・モラビト氏をお招きします。対談のお相手は、慶應義塾大学専任講師でオペラ研究者の北川千香子さんです。

2011/2012 年のシーズンからモラビト氏がチーフ・ドラマトゥルクを務めるシュトゥットガルト歌劇場は、ドイツのオペラ専門誌『Opernwelt(オペラの世界)』の2016年ドイツ語圏における「最優秀オペラハウス」に選出されたばかりです。評価されたのはなにより劇場全体のチームワークの力と、多様でかつ高度な芸術性です。そしてモラビト氏自身の言葉によれば、「仕事をする上での風通しの良さ、そして未知のものでも臆することなく受け入れて、連想を働かせながら探求する姿勢が自分たちの仕事の特徴」であり、「自分にとって劇場とは評価を下す場ではなく、変化をもたらす媒体だ」と語っています。

 

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