本年度のイメージフォーラム・フェスティバルでは、ルッツ･ダンベックの映画『ザ･ネット』(2004年) を上映する。2008年の日本初上映から10年近くたった今、改めてスクリーンで観ることができる。
自身の同名著作をベースにダンベックは『ザ･ネット』で、インターネット誕生の歴史と、芸術とライフスタイルが受けた影響について検証する。インターネット開発に関わった人物や、その社会学的背景の理論化を進めた人物などへのインタビューを行うと同時に、1978年から1995年にかけて大学の研究室や航空会社にに数々の爆発物を送りつけたユナボマー事件について調べる中で絡み合う、イデオロギーとテクノロジーの関係。
映画上映に併せて、ダンベック監督とのQ&Aが行われる。
ルッツ･ダンベックは新しい映画製作の準備のために来日しており、2017年9月には東京で若手映画作家を対象にワークショップを行う。
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