演劇 《MOON》 タニノクロウ作・演出　　

シュールなイメージと異常なキャラクター設定、その細部の描写を特徴とするタニノクロウは、数年前から国際的な演劇シーンにおいて脚光を浴びています。新作『MOON』はゲーテ･インスティトゥート/ 東京ドイツ文化センターの共同制作のもと、幻想的でシュールな世界を損なうことなく、新しい実験を試みます。『MOON』の観客は、その無言のまま演劇世界の一部に取り込まれ、作品の幻想世界を身をもって体験することになります。

 
 
タニノクロウ、1976年富山生まれ。精神科医でありながら様々な国際演劇フェスティバルに参加、2016年に『地獄谷温泉 無明ノ宿』で第60回岸田國士戯曲賞を受賞する。『MOON』では、HAUベルリンやマキシム･ゴーリキー劇場、東京芸術劇場、シャウシュピール･フランクフルトなどで作品を手掛けたドイツ人舞台美術家カスパー･ピヒナーとコラボレーションします。二人のコラボレーションは本作で、3度目となります。
『MOON』は、ふじのくに せかい演劇祭のプログラムとして、4月29日より5月3日まで、静岡、舞台芸術公園 野外劇場「有度」にて、公演されます。

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