メディアアート・フェスティバル Digital Choc デジタル・ショック

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2018/02/13 (火) -
2018/02/25 (日)

ゲーテ・インスティトゥート東京 ホール

アンスティチュ・フランセが2012年にスタートさせたメディアアート・フェスティバル「デジタル・ショック」を、ゲーテ・インスティトゥート(東京ドイツ文化センター)は昨年に引き続き、今年も共同開催する。2月13日から25日の間、センター内のホワイエで3組の若手ドイツ人アーティストの作品を展示し、デジタル分野のアーティストたちの最新の取り組みを紹介する。

今回展示されるのは、人工知能やヴァーチャル・リアリティの急速な展開と批評的に向き合う作品やプロジェクション・マッピング技術のクリエイティブに進歩させた作品など。展示に併せて参加アーティストによるトーク、上映、コンサートも行われる。
 
スザンネ・シュタインマッスルはそのスマートフィルム《The Future Is Not Unwritten》で女性のアバターと共に、人工知能、トランスヒューマニズム、人間存在の現在と未来について、問題を提起する。物語の行方は定まっておらず、人工知のコードで際限なく紡ぎだされていく。
 
Xenorama_Radix © Xenorama オーディオビジュアル・アーティスト集団 XENORAMA の造形作品《RADIX | ORGANISM | APPARATUS》は、光と音により命を吹き込まれる。絶えず変形し続ける自然の造形が次第にテクニカルなデバイスへと変化する《RADIX | ORGANISM | APPARATUS 》は、自然とテクノロジーのつながりや相互依存、可能性を探求する。
 
RHIZOMAT VR は、世界規模の民間企業メソッド研究所(IFM)が国家に取って代わり、幸福、治安、安定を約束する全体主義的システムが確立された世界を描く。このシステムに対抗しオルタナティブな社会の形を模索する地下組織 Rhizomat が、政治的抵抗運動を組織する。政治演劇の分野で活躍する舞台美術家モナ・エル・ガマルが創り上げるこのナラティブ(物語的)なスペースで、その作品は俳優不在、インターネットあるいはヴァーチャルな空間に拡張する舞台という特殊な形で提示される。

製作はINVR.SPACE、共同製作はベルリン芸術祭のプログラム「Immersion」及び独仏テレビ局 ZDF/ Arte。

VR Rhizomat VR Rhizomat | ©Torben Otten
 

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