コンサート Black

フローリアン・ヴァルター Foto: Sabine Niggemann

2018年12月8日(土)19時開場/19時半開演

ギャラリーノマル

現代音楽ライブ

11月10日から始まる彫刻家・名和晃平の個展「Element - Black」のクロージングイベントとして開催される音楽ライブ「Black」に、ドイツのサックス&クラリネット奏者フロリアン・ヴァルターが出演します。
ギャラリーノマルをベースに活動するデュオ.es(ドットエス)とは、昨年来二度目の共演となる本ライブ。今回は、現代音楽作曲家の山路敦司氏がゲストとして出演します。
 
出演者プロフィール:

フローリアン・ヴァルター Florian Walter (サックス、クラリネット他)

フローリアン・ヴァルターは、2006年よりサックス、クラリネット奏者として、また現代音楽の作曲家として活動している。エッセン(ドイツ)で音楽、ジャズ・サクソフォン、作曲、歴史科学を学んだ。現在は実験的なポップ・ミュージック、モダン・ジャズ、即興演奏、現代音楽、舞台音楽といった様々な分野のアンサンブルで演奏している。既成の音楽概念にとらわれずに音を生み出し、時代状況に合った演奏をする新しい方法を模索し続けている。
 
山路敦司 Atsushi Yamaji (Laptop他)

クラシック、現代音楽の作曲家として活動する傍ら、映像音楽からポピュラー音楽まで幅広く手掛ける。特にコンピュータ音楽やノイズ音楽において多くの海外の音楽祭で作品が発表され高く評価されている。カルティエやPanasonic Latin America等の企業CM音楽を手掛けるほか、クリエイティブユニット・TOCHKA(トーチカ)とのコラボレーションで製作した一連のアニメーション作品は世界中の映画祭で入選し上映されている。東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程修了。スタンフォード大学 Center for Computer Research in Music and Acoustics客員研究員、国際情報科学芸術アカデミーを経て、現在は大阪電気通信大学総合情報学部教授を務める。武満徹のポピュラー・ソングと映画音楽に関する実証研究により京都市立芸術大学にて博士号取得。映画『悲しき天使』(監督:大森一樹)で第2回おおさかシネマフェスティバル音楽賞受賞。デレク・ジャーマン監督の盟友として『カラヴァッジオ』、『ラスト・オブ・イングランド』、『BLUE』など多くの作品を手掛けた音楽家、サイモン・フィッシャー・ターナーとの協同作業による映像作品『Dies Irae』(監督:若桑江織)でミラノ・ファッションフィルム・フェスティヴァル入選。その他、ビデオゲーム『龍が如く』『けいおん!放課後ライブ!!』ほか長年に渡りゲーム音楽を多数手掛けるなど、ニューメディアとしてのサウンド表現の可能性を追求しながら芸術とエンタテインメントの領域を横断する活動は多岐にわたる。

.es(ドットエス):橋本孝之 Takayuki Hashimoto (サックス、ハーモニカ) & sara (ピアノ)

2009年、大阪の現代美術画廊「Gallery Nomart(ギャラリーノマル)」をホームに結成。橋本孝之(alto sax, guitar, harmonica)+ sara(piano, others)の二人によるコンテンポラリー・ミュージック・ユニット。 現代美術ディレクター林聡がプロデュース。
結成当初より現代美術をはじめ様々な表現領域とのコラボレーションを行い、国内外にて活動を展開。2013年 P.S.F. Recordsよりアルバム「void」リリース。あらゆるジャンルを縦横無尽に横断する音楽家として独自の存在感を放っている。
アートシーンでは2011年「させぼアートプロジェクト」(長崎)、2013年 静岡市美術館、2016年大分県立美術館にて招聘公演。2017年/2018年「龍野アートプロジェクト」(兵庫) 連続出演。音楽領域においては、即興、ノイズ、電子音楽、ジャズ、ロック、クラシック、現代音楽など国内外の音楽家達とのコラボレーションによって生まれるボーダレスな世界ー “音”と“音楽”の間(ま)で交錯する感覚を表現する。

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