写真展 『秘めた力 - 浪費したエネルギー』

„Hidden Powers - Wasted Energies“ „Hidden Powers - Wasted Energies“ Harbo_Koopmann

2019年4月12日(金)~21日(日)
休廊日:月曜・火曜

Kousagisha Gallery(光兎舎、京都)

Harbo_Koopmann写真展

いつの頃からか、私たちの文明においては、『エネルギー』といえば電気をすぐに思い起こし、『力』というと、地位や役割や支配を言い表す特徴となりました。アメリカの超越主義者ヘンリー・デイヴィッド・ソローは、このような資本主義的傾向を早くから批判した一人で、森の中に自作の小屋を建てて、しばらくの間、文明に背を向けました。ソローの後世の後継者ともいえる“ツリーハッガー”(急進的環境保護運動家)達は、現代世界ではノスタルジストだと嘲笑われましたが、挑発的な立場を取って、資本主義社会への“オルタナティブな”存在となりました。
 
ドイツ人とデンマーク人のアーティストデュオHarbo_Koopmann(ハルボ_コープマン)が、この4月、檜皮葺のような外壁で覆われた建物の中にある、小さな白い家風のKousagisha Galleryにて、写真展を開催します。二人はそこで、様々な多様性をアレンジし、『自然』について考え、思考の転換を図り、世界平和というユートピアに取り組みながら、原子力エネルギーのナイーブさに疑問を投げかけます。
 
ドイツ人写真家イェルク・コープマンは、2014年秋、ヴィラ鴨川に3ヶ月間レジデンス滞在しました。本展には、2014年の日本滞在時に撮影した写真も含まれています。
 
 
オープニング:
4月12日(金)17時~19時
 
4月13日(土)~21日(日)12時~19時
休廊日:月曜・火曜
 
展示作家:Harbo_Koopmann
(イェルク・コープマン/ドイツ、レネ・ハルボ・ペダーセン/デンマーク)
 
 
本展覧会は、ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川の助成により行われます。
 

戻る