パフォーマンス TANZ(タンツ)フロレンティナ・ホルツィンガー

Florentina Holzinger © Urska Boljkovac © Urska Boljkovac

2022年10月1日(土)& 2日(日)18時半~
開場は開演の30分前
(両日ともにポスト・パフォーマンス・トークあり)

ロームシアター京都 サウスホール

フロレンティーナ・ホルツィンガーは、ここ10年の間、アクロバットや筋肉質な女性の身体、武術の格闘シーンを使った作品で -ポップカルチャーやトラッシュなども好んで取り入れながら- 国際的な舞台芸術シーンで話題を集めてきた。スペクタクルとしての身体とその鍛錬をめぐる3部作(前2部作『Recovery』、『Apollon』)の完結作『TANZ』が、今年のKyoto Experimentで日本初演される。その骨格となるのは、『春の祭典』を世界で初めて裸で踊ったバレリーナ、ベアトリス・シェーンヘア(1972年、J. ノイマイヤー振付)の指導によるバレエ教室。様々な経歴を持つ20代~80代の女性ダンサーたちは「アクション・バレエ」、いわゆる「sylphic studies」の厳しい訓練を通して心身を操る術を学び、ついには空を飛ぶ(ワイヤーパフォーマンス)能力をも身につけた。完璧な美しさを追求してきたダンスの歴史 - そこにリミックスされるコメディ、サーカス、ポルノといった過激なイメージ。ダンスの遺産(レガシー)に問いかける:身体的な鍛錬とダンスの伝統における美の崇拝はどのように融合できるのか?


フロレンティナ・ホルツィンガー Florentina Holzinger
ウィーン、アムステルダム、ベルリン

Florentina Holzinger © ApolloniaTheresaBitzan9 © ApolloniaTheresaBitzan9 ダンサー・振付家。1986年オーストリア、ウィーン生まれ。ウィーンとアムステルダムを拠点に活動。オランダ・アムステルダムの芸術大学、スクール・オブ・ニューダンス・ディヴェロップメントにて振付を学んだ。ハイ・カルチャーとエンターテイメントの間の揺れ動く境界線と意識的に戯れ、女性の表象のさまざまなモードを探求しながら女性の⾝体性が秘める最大限の可能性を問うような作品を制作し、『Recovery』『Apollon』『TANZ』の三部作を発表。2021年にはルネ・ポレシュが芸術監督を勤めるベルリンの劇場フォルクスビューネのアーティスト・イン・レジデンスに招聘される。『TANZ』は Theatertreffen 2020にも招待され、ドイツの演劇雑誌 Theater Heuteの「年間ベストパフォーマンス」に選ばれ、Nestroy賞の最優秀演出家賞を受賞した。

関連企画としてフロレンティナ・ホルツィンガーによるワークショップも予定されています。>> 詳細

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