映画上映とリレートーク 明石政紀氏を送る会 伯林ペスタロッツィ通り88A番地

Bücher Masanori Akashi

2023/01/21 (土)

14:00 - 18:00

Online ゲーテ・インスティトゥート東京、1階ホール

ゲーテ・インスティトゥート東京

Akashi Masanori 撮影:小山明 10月、文筆家で翻訳家の明石政紀氏が、ベルリンで急逝されました。同氏は住まいであるペスタロッツィ通り88Aを拠点に、長年、ドイツの音楽や映画に関する多くの著述や翻訳を発表してきました。その足跡を関係者の証言からたどり、半世紀近くにわたる日本におけるドイツの(サブ)カルチャーの受容の歴史を遡ります。

後に海外で〈クラウト・ロック〉と称されるようになった戦後ドイツの先鋭的なロック音楽を明石氏は1970年代にいち早く感知し、後に著書『ドイツのロック音楽―またはカン、ファウスト、クラフトワーク』で紹介しています。1980年代前半は音楽雑誌『FOOL'S MATE』誌で音楽批評を展開、1990年代にかけてはWAVEレーベルの企画制作として、独自の感性でラインナップした海外の音楽を多数紹介し、注目を集めました。

1990年代後半にベルリンに居を移してからは文筆活動に専念するようになり、映画の分野では、R.W.ファスビンダー自身の著作『映画は頭を解放する』やインタビュー集『ファスビンダー、ファスビンダーを語る』などの翻訳を手掛けた他、フリッツ・ラングやキューブリックらの映画に関する著書もあります。

さらに独特な視点からドイツの音楽を歴史的に考察した『第三帝国と音楽』『ベルリン音楽異聞』といった著書は、音楽と政治という一筋縄ではいかない関係について考えるきっかけを与えました。

プログラム
第一部 14:00-15:30
映画上映『不安は魂を食いつくす(原題:Angst essen Seele auf)』
(監督:R.W.ファスビンダー、1974年、西ドイツ、90分、日本語字幕付き)
(休憩)
第二部 15:45-17:00 
リレートーク:各時期、各分野で親交のあった方々にリレートークの形式でエピソードの数々を語っていただきます。

* 席数に限りがありますので、参加をご予定の方はなるべく事前に、以下のリンクからお申込みください。
      お申込み

なおご参加が難しい方のために、15:45からのリレートークをZOOMで中継いたします。時間になりましたら以下のリンクをクリックしてください。
 
      ZOOM

* 香典、供花・供物等お心遣いは不要です。
* ドレスコードは特にありません。平服、普段着でお越しください。
 

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