スピード感あふれる特別授業

ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京・グループ写真 © Goethe-Institut Tokyo

執筆:奥山実穂
慶應義塾女子高等学校の教員
10月25日、PASCHコーディネーターのレベッカ氏とともに、教員3名と生徒20名の計24名が木更津にあるポルシェ・エクスペリエンスセンター東京(PEC東京)を訪問しました。参加者は12時45分に新宿に集合し、13時にバスで出発しました。途中で一度休憩をはさみ、「Porsche通り」と名付けられた道を通り、14時過ぎに43ヘクタールもの広大な敷地を有する目的地のPECに到着しました。ここは世界に10か所あるPECの中で、2番目に大きい施設だそうです。
 

到着後は、展示されている色鮮やかなポルシェ車を間近で見学し、車内に乗り込む体験もできました。実際のレースで走行した車も展示されており、特別な存在感を放っていました。併設されたショップでは、ポルシェブランドの様々な商品が桁違いの価格で販売されており、参加者はその高級感あふれる世界をしばし楽しみました。

続いて、切子ガラスを参考にしたとされる幾何学的な斜めのラインが美しい館内を進み、2階へ案内されました。会議室には、参加者一人ひとりの名前が印字された名札が用意されていました。その後、ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京でイベントを担当されている須藤勇太氏より、ポルシェ・エクスペリエンスセンターの理念や施設についてのプレゼンテーションが行われました。引き続き施設内を見学し、最新のシミュレーターを備えたトレーニングルーム、新車の納車セレモニーができるNew Vehicle Deliveryルーム、地元食材にこだわった料理を提供するレストラン、そして地元の材料で作られた特製ケーキやポルシェのエンブレムが施されたカプチーノを楽しめるカフェを訪れました。

この施設は自動車を販売する場所ではなく、ブランドの哲学や品質を「体験する」ための空間であるとのことでした。希望者は実際にコースでポルシェ車の走行を体験することもでき、車種により90分のドライビングプログラムは53,000円からの料金設定となっているそうです。

見学後には、獨協高校と横浜国際高校の生徒たちがドイツ語でプレゼンテーションを行い、クイズを交えながらポルシェについて紹介しました。会場からは大きな拍手が送られました。
 

その後、生徒たちはプロのドライバーとともに少人数のグループに分かれて、今回の訪問のハイライトである同乗体験を行いました。滑らかな路面での運転やスピン操作など、迫力あるドライビング技術を間近で体感することができました。我々教員が乗り込んだタイカンは、我々の年齢に配慮された「安全運転」での走行ではありましたが、ポルシェ独特のエンジン音やサーキットでの加速、滑らかな走りを直に感じることができ、興奮が止まらない夢のようなひと時でした。

最後に再び会議室に戻り、須藤氏が生徒からの様々な質問に丁寧に答えてくださいました。女性のインストラクターは全体の2割で、職場の比率は女性の方が多く、ドイツ出張もあり、社内のコミュニケーションは主に英語で行われていることなど、興味深い話が次々と紹介されました。また、ポルシェ車の魅力として、スポーツカーにかける情熱やフロントの見え方の違いを挙げられ、ポルシェジャパンとしては電気自動車の良さと楽しさを伝えていきたいとの熱いメッセージが非常に印象に残りました。

今回の企業訪問を通して、ポルシェブランドの魅力を深く感じ、感動と学びに満ちた一日となりました。
最後に、このような素晴らしい機会を提供してくださったポルシェ・エクスペリエンスセンター東京およびゲーテ・インスティトゥート東京の皆さまに、心より感謝申し上げます。