PASCH校の生徒たちが在日ドイツ大使館を訪問
PASCH 大使館訪問2026年 | © Goethe-Institut Tokyo
6月17日、ゲーテ・インスティトゥート東京が主催するPASCH事業の一環として、日本のPASCH校の生徒たちが在日ドイツ大使館を訪問しました。
当日は、在外公館の役割について理解を深めるとともに、日本で勤務するドイツ人外交官の仕事や日常、現場で直面する課題についてお話を伺いました。
見学は大使館の正門前から始まりました。約80名の生徒たちが次々と集合し、小グループに分かれて敷地内へ案内されるのを期待に胸を膨らませながら待っていました。初めて大使館を訪れる生徒も多く、「わあ、大使館に入るのは初めて!」と目を輝かせながら館内へ足を踏み入れる姿が印象的でした。ロビーに展示されているドイツ料理の食品サンプルや、大使館前に設置された「Buddy Bär Berlin」は特に人気のフォトスポットとなり、訪問の思い出を写真に残す生徒たちの姿が見られました。
大使館の仕事をより身近に
「大使館はどのような役割を担っているのか」「領事館との違いは何か」「大使館にはどのような部署があるのか」「ドイツ大使館はどのような組織になっているのか」、そして「パブリック・ディプロマシーとは何か」――。
文化部長のビーダーマン氏による歓迎の挨拶の後、ホーボルト幸夫さんによる講演が行われました。講演では、政治・文化・経済・領事業務といった大使館のさまざまな分野に加え、ドイツと日本の協力関係についても詳しく紹介されました。
単に各部署の業務内容だけでなく、大使館職員や外交官が担う役割の重要性や、日々の業務の実際についても具体的な事例を交えながら紹介され、生徒たちは外交の現場をより身近に感じることができました。
「ドイツでは多文化共生はどのように進められているのですか?」
さらに、生徒たちは大使館職員の皆さんに直接質問をする機会もあり、ドイツ語で積極的に質問を投げかけていました。特に関心が集まったのは、ドイツ人職員の日本での暮らしについての質問(「日本での生活はいかがですか?」)や、日本とドイツの教育制度の違い(「えっ、ドイツには夏休みの宿題がないんですか!?」)、さらにドイツ社会における多文化共生についてでした。生徒たちは終始興味深そうに耳を傾け、自分たちの疑問を率直にぶつけながら、ドイツや外交という仕事への理解を一層深めていました。
直接の交流が学びへの意欲に
今回の訪問は、生徒たちにとって大使館の内部を見学する貴重な機会となっただけでなく、実際の場面でドイツ語を使う経験にもなりました。大使館職員の皆さんとの直接の交流を通して、ドイツという国をより身近に感じ、現代のドイツについて現実的で多面的な理解を深めるとともに、これからもドイツ語を学び続けたいという意欲を高める機会となりました。多くの生徒にとって、この日の経験は心に残る特別な思い出となったことでしょう。
今回の訪問にご協力いただいた在日ドイツ大使館の皆様、そして実施にあたりご尽力くださったすべての皆様に、心より御礼申し上げます。