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10:00-19:00

Professional Secrets

展覧会|ディエーゴ・トヌスの彫刻作品シリーズ
キュレーション:ルカ・チェリッツァ

  • ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川(図書室) , 京都

  • 料金 入場無料

Diego Tonus Studio, Professional Secrets Photo: Diego Tonus Studio

Exhibition view of Professional Secrets at Goethe-Institut Villa Kamogawa, Kyoto, 2025 Photo: Diego Tonus Studio

ディエーゴ・トヌスの彫刻作品シリーズ、Professional Secretsの展覧会を、マーティン・ゲルマンと木村こころがキュレーションするArt Collaboration Kyoto(ACK)パブリックプログラムとして、ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川の図書室で開催します。

Professional Secretsは、秘密を内包した彫刻シリーズです。各作品はアーティストに共有された職業上の秘密であるProfessional Secretsをもとに、契約書の形状で構成されます。このプロセスは、秘密を共有する人と協議を重ね、どの要素を開示するかを共に決定する「交渉」の結果として生まれます。作品の物体、タイトル、そしてアーティストに共有された秘密のメッセージは、機密保持契約(Confidential Disclosure Agreement)の役割を果たす契約として機能します。

各木画彫刻は共有された秘密に基づき、エンコーディング技法や暗号化アルゴリズムを用いて、コード化された言語でメッセージを埋め込み、将来的にその内容が解読されることがないように制作されます。これらのオブジェクトとそのパターンの制作は、視覚的なコードを認識する方法に影響を受けており、単なる装飾要素としてではなく、これらのパターンが能動的に機能する要素として寄与しています。

その結果として生まれるのは、作品上に秘密が表れつつも、その中身は明かされない、ユニークなハイブリッドな彫刻シリーズです。使用される木材の種類は、作品が展示される環境に溶け込むようなカモフラージュ効果をもたらします。

この作品は、隠された秘密のデータバンクとして集約されます。アーティストは、収集したデータや秘密を処理し、独自のアーカイブ方法に基づいて保管します。このプロセスは、あたかも一種の機関または組織のように機能し、秘密保持契約の一環としてそれらの物語が非公開のまま守られることを保証します。

ディエーゴ・トヌスは、2025年1月~4月に、Mondriaan Fundとの外部提携助成により、ヴィラ鴨川に滞在しました。


With the Support of:
駐日オランダ王国大使館(東京)
モンドリアン財団(オランダ)
STROOM Den Haag(オランダ)
Art Collaboration Kyoto 2025(ACK)連携プログラム

アーティスト

ディエーゴ トヌス

ディエーゴ・トヌスは、美術家として、オランダのハーグを拠点に活動している。

トヌスはその創作活動において、管理システムと権力構造に疑問を投げかけるツールとしての「複製」に焦点を当てている。その手法は、イメージ、物、集団的経験を変容させ、それらの根底にある成文化と規範性の構造を可視化することである。彼のミクストメディアの創作は、強迫的かつ創造的なジェスチャーと彼がみなす「アーカイブ」に基づいている。この方法は、彫刻、写真、パフォーマンス、映像などの制作を通して出来事を観察するという、トヌスのアプローチを特徴づけている。

トヌスは、イタリアのベネチア建築大学と、オランダ・アムステルダムのSandberg Instituteで美術を学んだ。これまで、自身の個展を、ベネチアのカ・ペーザロ国際現代美術館、パルマのCSAC、ロンドンのWhitechapel Gallery、オランダのSTROOM Den HaagやVan Eyck Maastrichtなどで開催した。また、自身の作品は、ボローニャ、ブリュッセル、アムステルダム、シンガポール、パリ、トリノ、ニュルンベルク、ロサンゼルス、光州(韓国)など、世界各地で展示された。近年の出版物には、「From State To State」(Electa出版)、「Never Again」(Mousse出版)、「Fragments of a Conversation with a Counterfeiter」(Roma Publications社)などがある。