ウクライナを見つめる

2022年5月12日から29日まで、渋谷のギャラリーTOMでヴィクトリア・ソロチンスキー「生命を夢見て:ウクライナと共に(Dreaming of Life: With Ukraine)」展が開催されました。ソロチンスキーは展示に合わせ来日し、ゲーテ・インスティトゥート東京のレジデンスに滞在しました。ドイツ公共国際放送Deutsche Welleによるこのルポルタージュでは、ソロチンスキーが写真家として、そして一人の人間として、現在の戦争とどう向き合っているのかを語っています。

Viktoria Sorochinski

  • ウクライナの多様な映画シーン

    以下の推薦作品リストは、ウクライナ映画を対象とした唯一のストリーミング・プラットフォームTakflixの創立者・キュレーターであるナディア・パルファンのキュレートによるものです。記載されている作品は、ウクライナ映画を知る手がかりとなるよう選ばれており、古典映画、現代映画、劇映画、ドキュメンタリー映画を網羅しています。

    Kinosaal © Pixabay © Pixabay

  • 私のような身体

    戦争の時代、私たちは誰に同情するのだろう?肌の色は、避難民の体験にどのように影響するのだろう?この日記の中でジョシュア・ムイワは、ロシア - ウクライナ戦争が始まった時、黒人がどのように扱われたかについて考える。

    様々な国の人々が暗闇の中バスに乗り込んでいる Foto (Detail): Dominika Zarzycka © picture alliance / ZUMAPRESS.com Foto (Detail): Dominika Zarzycka © picture alliance / ZUMAPRESS.com

  • 戦争と日々のこと

    ウクライナでの戦争を茫然と見守る私たちに、この戦争は何をもたらすのか。ロシア軍の侵攻が始まった日について、クロアチア人作家マルコ・ポガチャルが個人的な思いを率直に語る。

    ロシア軍の空爆によって破壊された、ハルキウにある保険会社Russia社の建物 Foto (Detail): Sadak Souici © picture alliance / ZUMAPRESS.com Foto (Detail): Sadak Souici © picture alliance / ZUMAPRESS.com

  • 輪郭を失った現実

    突然、何もかもが以前のようではなくなった。それがウクライナで暮らす人々、ウクライナ出身の人々の2022年2月24日以降の人生だ。全てのロシア人は立ち上がり、声を上げなければならない、とロシア人作家アリッサ・ジェニエヴァは言う。何もかもが、もう以前とは違うのだから。

    ロシア・モスクワのマンションからの展望 Foto (Detail): Thomas Trutschel © picture alliance /photothek Foto (Detail): Thomas Trutschel © picture alliance /photothek

アーティスト向けマッチングポータル

国際NGO "Artists at Risk"とのパートナーシップの下、ゲーテ・インスティトゥートはウクライナから避難したアーティスト、文化芸術に携わる人々のためのマッチングポータルを立ち上げました。キュレーターチームがドイツの文化シーンとのマッチングを行い、助成・サポートします。

"Give Artists A Voice"

2022年3月15日、ヨーロッパ12か国の文化機関ならびに大使館文化部はゲーテ・インスティトゥート東京で共同イベントを開催しました。各機関が招いたアーティストが歌曲、映画、詩歌などのステージを披露し、ジャーナリストや活動家が反戦のメッセージを寄せ、ウクライナとの連帯と、いかなる軍事侵攻にも抵抗する意志を示しました。 イベントは当館ホールで実施され、全プログラムをツイッターとフェイスブックで生配信しました。
在日EU加盟国文化機関は、ウクライナの国民と戦争被害者に対し、支持と連帯を表明します。わたしたちは、同国を支援する特別イベントを開催することで、アーティストに発信の機会を与えるとともに、ウクライナの人々の不屈の精神と独創性をたたえる場を提供します。
イベント主催者によるステートメント