2015年4月23日(木)-25日(土)
ヴェルナー・シュレーター映画祭2015
上映会
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ゲーテ・インスティトゥート東京 ホール, 東京
- 言語 ドイツ語・日本語字幕付き
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料金
各回入れ替え制
一般=600円 (ドイツ文化センタードイツ語講座受講生/アテネ・フランセ文化センター会員=500円)
アテネ・フランセ文化センターとの共催のもと、ヴェルナー・シュレーター映画祭2015を開催いたします。
ヴェルナー・シュレーターは1945年生まれのドイツの映画監督で、少年時代よりオペラに親しむ。R.W. ファスビンダーやアレクサンダー・クルーゲとならんで、ニュージャーマンシネマを牽引した監督であった。作品の多くは、彼のインスピレーションの素ともなっていたオペラをめぐって作られた。
1967年、8ミリで作られた最初の作品群がベルギーのクノックで開かれていた実験映画祭で上映され、ローザ・フォン・プラウンハイムとの出会いのきっかけを作った。その後16ミリでパフォーマンスを記録した実験映画「ノイラージア」「アルジア」をハンブルグ映画祭に出品し、注目を集める。これら初期の作品からもすでにオペラへの特別な愛が見て取れ、特にマリア・カラスへの傾倒は彼の人生や作品に多大な影響を与えた。1969年、マグダレーナ・モンテツマを主演に、それまでの実験映画の集大成ともいえる長編第一作「アイカ・カタパ」発表。以後、オペラティックで魅惑的な作品を発表し続け、友人でもあるライナー・ヴェルナー・ファスビンダー、ダニエル・シュミットらと共に新しい世代の映画作家としての地位を固める。1972年以降は演劇やオペラの演出に活動の場を広げていく。2010年65歳で死去。
遺作となった「Diese Nacht (この夜)」(2008年)は2008年ベネチア国際映画祭のコンペティション部門で上映され、金獅子賞を受賞した。
上映作品(全てDVD上映、 「アイカ・カタパ」を除いた全作品日本語字幕付き)
アイカ・カタパ1969
爆撃機パイロット1970
マリア・マリブランの死1972
ウィロー・スプリングス1973
オーストリア映画博物館にて―監督、「ナポリ王国」を語る1978
ナポリ王国1978
愚か者の日1981
アイカ・カタパ
1969年(143分)
監督:ヴェルナー・シュレーター
撮影:ヴェルナー・シュレーター ロベルト・フォン・アッケレン
出演:ギゼラ・トロヴェ カルラ・アウラウル マグダレーナ・モンテツマ
美しく官能的な身体性、オペラを思わせる様式性、知的かつ感覚的なモンタージュを駆使する映像。それらがミニマルな空間で展開する。それぞれ別の文化的背景を持つ9つのパートから構成された、シュレーターの名を世界に知らしめた野心作。
爆撃機パイロット
1970年(65分)
監督:ヴェルナー・シュレーター
撮影:ヴェルナー・シュレーター
出演:カルラ・アウラウル マーシャ・エルム マグダレーナ・モンテツマ
ヒトラーから、西ドイツ初代連邦首相であるアナデウアー時代への移行期。歌手で菓子屋のカルラ、教会の壁画修復家で高等学校教師のマグダレーナ、ダンサーのマーシャ。三人の女性が流産、ヒトラーの死、神経衰弱による鬱々とした生活を変えるため、アメリカへと旅立つ。
マリア・マリブランの死
1972年(104分)
監督:ヴェルナー・シュレーター
撮影:ヴェルナー・シュレーター
出演:マグダレーナ・モンテツマ クリスチーネ・カウフマン キャンディ・ダーリング
実在したオペラ歌手、マリア・フェリシタ・マリブランをモデルとしたこの作品は、従来の映画様式を排除し、美的表現を追求した、シュレーターの代表作の一つである。マリブランを演じるのはシュレーター作品のミューズ、マグダレーナ・モンテツマ。
ウィロー・スプリングス
1973年(78分)
監督:ヴェルナー・シュレーター
撮影:ヴェルナー・シュレーター
出演:マグダレーナ・モンテツマ クリスチーネ・カウフマン イラ・フォン・ハスペルグ
マリリン・モンロー死後10年の節目に、彼女のイメージを作ろうと試みた作品。カリフォルニアの小さな町、ウィロー・スプリングスにある一軒家に住むマグダレーナ、クリスチーネ、イラ。彼女たちはある男を誘惑し奴隷にするが、イラが彼に好意を持ち駆け落ちを計画する。
オーストリア映画博物館にて―監督、「ナポリ王国」を語る
1978年(16分)
編集:シュテファン・ドレスラー、クリスティアン・ケテルス
協力:ヴェルナー・シュレーター、ペーター・コーンレヒナー
1978年10月7日、「ナポリ王国」上映後に舞台上で質問に答えるシュレーターの様子を捉えたドキュメンタリー。
ナポリ王国
1978年(130分)
監督:ヴェルナー・シュレーター
撮影:トーマス・マウホ
出演:ロメオ・ジーロ アントニオ・オルランド ティツィアーナ・アンブレッティ
シュレーター初の35ミリ作品であり商業映画。ナポリのマリネッラ通りに住む貧しい人々は互いに助け合いながら暮らしていた。ドイツ軍がナポリから退却した1944年から76年までを、歴史的側面と物語側面を相互に映し出しながら、登場人物たちの人生を描く。
愚か者の日
1981年(106分)
監督:ヴェルナー・シュレーター
撮影:イヴァン・スラペータ
出演:キャロル・ブーケ イダ・ディ・ベネデット イングリット・カーフェン
主人公のキャロルは見知らぬ人物がテロリストであるという妄想に取りつかれ、警察に何度も通報し、それが元で精神病院に入院させられる。様々な患者たちが思い思いに過ごす病院に馴染めない彼女は、自殺騒動の中こっそりと病院を抜け出すことに成功する。
■上映スケジュール
4月23日(木)
14:10 爆撃機パイロット(65分)
15:45 マリア・マリブランの死(104分)
18:00 アイカ・カタパ(143分)
4月24日(金)
14:00 ウィロー・スプリングス(78分)
15:50 オーストリア映画博物館にて+ナポリ王国(計146分)
18:50 愚か者の日(106分)
4月25日(土)
12:45 爆撃機パイロット(65分)
14:15 マリア・マリブランの死(104分)
16:25 ウィロー・スプリングス(78分)
18:10 オーストリア映画博物館にて+ナポリ王国(計146分)
ヴェルナー・シュレーター
1945年生まれ。少年時代よりオペラに親しむ。8ミリでの映画制作を経て、16ミリでパフォーマンスを記録した実験映画「ノイラージア」「アルジラ」をハンブルグ映画祭に出品し、多くの注目を集める。1969年、マグダレーナ・モンテツマを主演にむかえ、それまでの実験映画の集大成ともいえる長編第一作「アイカ・カタパ」を発表。以後、オペラティックで魅惑的な作品を発表し続け、友人でもあるライナー・ヴェルナー・ファスビンダー、ダニエル・シュミットらと共に新しい世代の映画作家としての地位を確固たるものにした。1972年以降は演劇やオペラの演出と活動の場を広げていく。2010年65歳で死去。
ヴェルナー・シュレーターは1945年生まれのドイツの映画監督で、少年時代よりオペラに親しむ。R.W. ファスビンダーやアレクサンダー・クルーゲとならんで、ニュージャーマンシネマを牽引した監督であった。作品の多くは、彼のインスピレーションの素ともなっていたオペラをめぐって作られた。
1967年、8ミリで作られた最初の作品群がベルギーのクノックで開かれていた実験映画祭で上映され、ローザ・フォン・プラウンハイムとの出会いのきっかけを作った。その後16ミリでパフォーマンスを記録した実験映画「ノイラージア」「アルジア」をハンブルグ映画祭に出品し、注目を集める。これら初期の作品からもすでにオペラへの特別な愛が見て取れ、特にマリア・カラスへの傾倒は彼の人生や作品に多大な影響を与えた。1969年、マグダレーナ・モンテツマを主演に、それまでの実験映画の集大成ともいえる長編第一作「アイカ・カタパ」発表。以後、オペラティックで魅惑的な作品を発表し続け、友人でもあるライナー・ヴェルナー・ファスビンダー、ダニエル・シュミットらと共に新しい世代の映画作家としての地位を固める。1972年以降は演劇やオペラの演出に活動の場を広げていく。2010年65歳で死去。
遺作となった「Diese Nacht (この夜)」(2008年)は2008年ベネチア国際映画祭のコンペティション部門で上映され、金獅子賞を受賞した。
上映作品(全てDVD上映、 「アイカ・カタパ」を除いた全作品日本語字幕付き)
アイカ・カタパ1969
爆撃機パイロット1970
マリア・マリブランの死1972
ウィロー・スプリングス1973
オーストリア映画博物館にて―監督、「ナポリ王国」を語る1978
ナポリ王国1978
愚か者の日1981
アイカ・カタパ1969年(143分)
監督:ヴェルナー・シュレーター
撮影:ヴェルナー・シュレーター ロベルト・フォン・アッケレン
出演:ギゼラ・トロヴェ カルラ・アウラウル マグダレーナ・モンテツマ
美しく官能的な身体性、オペラを思わせる様式性、知的かつ感覚的なモンタージュを駆使する映像。それらがミニマルな空間で展開する。それぞれ別の文化的背景を持つ9つのパートから構成された、シュレーターの名を世界に知らしめた野心作。
爆撃機パイロット1970年(65分)
監督:ヴェルナー・シュレーター
撮影:ヴェルナー・シュレーター
出演:カルラ・アウラウル マーシャ・エルム マグダレーナ・モンテツマ
ヒトラーから、西ドイツ初代連邦首相であるアナデウアー時代への移行期。歌手で菓子屋のカルラ、教会の壁画修復家で高等学校教師のマグダレーナ、ダンサーのマーシャ。三人の女性が流産、ヒトラーの死、神経衰弱による鬱々とした生活を変えるため、アメリカへと旅立つ。
マリア・マリブランの死1972年(104分)
監督:ヴェルナー・シュレーター
撮影:ヴェルナー・シュレーター
出演:マグダレーナ・モンテツマ クリスチーネ・カウフマン キャンディ・ダーリング
実在したオペラ歌手、マリア・フェリシタ・マリブランをモデルとしたこの作品は、従来の映画様式を排除し、美的表現を追求した、シュレーターの代表作の一つである。マリブランを演じるのはシュレーター作品のミューズ、マグダレーナ・モンテツマ。
ウィロー・スプリングス1973年(78分)
監督:ヴェルナー・シュレーター
撮影:ヴェルナー・シュレーター
出演:マグダレーナ・モンテツマ クリスチーネ・カウフマン イラ・フォン・ハスペルグ
マリリン・モンロー死後10年の節目に、彼女のイメージを作ろうと試みた作品。カリフォルニアの小さな町、ウィロー・スプリングスにある一軒家に住むマグダレーナ、クリスチーネ、イラ。彼女たちはある男を誘惑し奴隷にするが、イラが彼に好意を持ち駆け落ちを計画する。
オーストリア映画博物館にて―監督、「ナポリ王国」を語る1978年(16分)
編集:シュテファン・ドレスラー、クリスティアン・ケテルス
協力:ヴェルナー・シュレーター、ペーター・コーンレヒナー
1978年10月7日、「ナポリ王国」上映後に舞台上で質問に答えるシュレーターの様子を捉えたドキュメンタリー。
ナポリ王国
1978年(130分)
監督:ヴェルナー・シュレーター
撮影:トーマス・マウホ
出演:ロメオ・ジーロ アントニオ・オルランド ティツィアーナ・アンブレッティ
シュレーター初の35ミリ作品であり商業映画。ナポリのマリネッラ通りに住む貧しい人々は互いに助け合いながら暮らしていた。ドイツ軍がナポリから退却した1944年から76年までを、歴史的側面と物語側面を相互に映し出しながら、登場人物たちの人生を描く。
愚か者の日1981年(106分)
監督:ヴェルナー・シュレーター
撮影:イヴァン・スラペータ
出演:キャロル・ブーケ イダ・ディ・ベネデット イングリット・カーフェン
主人公のキャロルは見知らぬ人物がテロリストであるという妄想に取りつかれ、警察に何度も通報し、それが元で精神病院に入院させられる。様々な患者たちが思い思いに過ごす病院に馴染めない彼女は、自殺騒動の中こっそりと病院を抜け出すことに成功する。
■上映スケジュール
4月23日(木)
14:10 爆撃機パイロット(65分)
15:45 マリア・マリブランの死(104分)
18:00 アイカ・カタパ(143分)
4月24日(金)
14:00 ウィロー・スプリングス(78分)
15:50 オーストリア映画博物館にて+ナポリ王国(計146分)
18:50 愚か者の日(106分)
4月25日(土)
12:45 爆撃機パイロット(65分)
14:15 マリア・マリブランの死(104分)
16:25 ウィロー・スプリングス(78分)
18:10 オーストリア映画博物館にて+ナポリ王国(計146分)
ヴェルナー・シュレーター
1945年生まれ。少年時代よりオペラに親しむ。8ミリでの映画制作を経て、16ミリでパフォーマンスを記録した実験映画「ノイラージア」「アルジラ」をハンブルグ映画祭に出品し、多くの注目を集める。1969年、マグダレーナ・モンテツマを主演にむかえ、それまでの実験映画の集大成ともいえる長編第一作「アイカ・カタパ」を発表。以後、オペラティックで魅惑的な作品を発表し続け、友人でもあるライナー・ヴェルナー・ファスビンダー、ダニエル・シュミットらと共に新しい世代の映画作家としての地位を確固たるものにした。1972年以降は演劇やオペラの演出と活動の場を広げていく。2010年65歳で死去。
関連リンク
会場
ゲーテ・インスティトゥート東京 ホール
107-0052 東京都港区赤坂7-5-56
ドイツ文化会館内
Tel. 03 35843201
東京
Japan
107-0052 東京都港区赤坂7-5-56
ドイツ文化会館内
Tel. 03 35843201
東京
Japan
ドイツ文化会館ホール