2010年6月18日(金)19時半

アイヌとその驚くべき世界観

講演会|宗教学者イナ・マールシュテット氏による講演会

  • 言語 ドイツ語
講義では、ベルリン出身でハンブルクで幼少期を過ごしたイナ・マールシュテットが日本の先住民であるアイヌ民族の信仰に深い洞察を与えてくれます。彼らに関する地理的かつ歴史的な知識に加えて、その驚くべき世界観が明らかになります。それは、彼らが、動植物や自然現象などに宿るとされているカムイとともに生きる姿です。狩猟民族として動物を殺すことで生きていきながらも、彼らは動物たちに大きな尊敬の念を捧げ、神の一部として崇め、その魂を神聖なるカムイの世界へ送還するのです。彼らの考え方には今日なお神道における自然崇拝に通じるものが多く見られます。


イナ・マールシュテットは、宗教学者で、長年口承による自然崇拝について研究してきました。つい先月最新刊『Rätselhafte Religionen der Vorzeit』が出版されたばかりです。