ヴィクター・アルティガ・ロドリゲス
舞台芸術

Foto: Victor Artiga Rodriguez Foto: Victor Artiga Rodriguez

外部提携助成
Forecastによる助成


ヴィクター・アルティガ・ロドリゲスは、エルサルバドル出身で、現在ドイツを拠点に活動しているアーティストである。カリフォリニア州パサデナのアートセンター・カレッジ・オブ・デザインにて美術を学んだ後、ドイツのブレーメン芸術大学にてデジタルメディアを重点に学び、美術の修士号を取得した。現在、ブレーメン芸術大学(ドイツ)とフローニンゲン大学(オランダ)による二国間芸術研究プログラムの博士課程に在籍中。自身の創作活動では、詩、身体、デジタルテクノロジーの融合を探求している。自身のインスタレーション作品は、電子機器と粘土や陶器のような有機的な素材を組み合わせたものが多く、テクノロジー主導の消費社会に生きる私達の状況を批判的に考察するよう、パフォーマーや観客の身体に誘いかける。

2週間の京都滞在中は、「流動的な集合体についての考察」と題して、ベルリンの芸術振興団体Forecastのための自身のプロジェクトのリサーチを行い、さらにプロジェクトを発展させる予定である。このプロジェクトは、水源の汚染と、それらが人間や人間以外の身体に及ぼす影響を扱っている。ロドリゲスのメンターを務める塚原悠也氏と共に、京都のアートシーンや、関西の水を取り巻く状況の特徴などをリサーチしたいと考えている。その後、これらのリサーチをもとにパフォーマンス作品を完成させ、パフォーマーのカルラ・アナッカーとエドガー・レッシングとのコラボで、2024年春にベルリンのラジアルシステムで開催されるForecast Festivalで上演する予定。