レジデント助成
レジデント助成と応募選考に関するご質問は、右記の担当者までお願いします。
English information
応募資格
ゲーテ・インスティトゥートのヴィラ鴨川でのレジデント助成に応募するためには、下記の条件をすべて満たしていなければなりません。- ドイツの芸術家または文化人。(ドイツ連邦共和国を長年の生活・仕事の拠点としていること)
- 高等教育を修了後、5年以上が経過していること(卒業証明書を提出してください)。もしくは、その分野において、5年以上の職務経験があること(履歴書に記入してください)。
- 自身の作品が既に公の場で高く評価されていること。
応募方法
ヴィラ鴨川のレジデント助成への応募は、指定の公募期間中、オンラインでのみ可能です。応募できるのは、以下の芸術部門のうち、ひとつもしくは複数の部門となります。
- 建築
- 造形美術
- 舞台芸術(舞台美術を含む)
- デザイン
- 文学(劇作を含む)
- 音楽
- 映画
- 文化芸術論・批評
必要な応募資料(ドイツ語もしくは英語):
- 必要事項を記入したオンライン応募フォーム
- 履歴書
- 志望動機書 日本との関連性や、一緒にプロジェクトに取り組みたい日本側パートナーが既にいる場合は、その旨を記載してください(A4用紙2ページまで)。
- 作品例
応募選考に合格後、京都滞在よりも前に、どのように3か月間のレジデンス期間を活用したいのか、プロジェクト計画書を作成してください。プロジェクト計画書を推敲する際は、希望により、ヴィラ鴨川のスタッフチームやゲーテ・インスティトゥート本部文化部門の専門部署によるサポートを受けることができます。応募選考に合格したレジデントは、11月にオンラインで行われる日本滞在に向けた準備ミーティングにて、自身のプロジェクト計画を紹介し、ゲーテ・インスティトゥート側と意見交換を行います。
ゲーテ・インスティトゥートのヴィラ鴨川レジデント助成には、以下の内容が含まれます。
一つのプロジェクトに二人で応募する場合は、共同応募の規定を参照のこと
ヴィラ鴨川での助成を受けることにより、アーティストは、以下の義務を負うものとします。
その場合、助成金は二人で分割し、以下の規定が適用されます。
感染症対策、その他、ドイツ・日本政府の方針により、変更となる場合があります。
- ヴィラ鴨川内のアパートメント貸与(アパートメントの1つを3ヶ月無償貸与)
- 助成金は、3か月で計8.000ユーロ 。第1か月目に3.000ユーロ、第2か月目と第3か月目に2.400ユーロずつ、滞在後のレポート提出後に200ユーロを支給。助成金には、制作費、渡航費、現地交通費、輸送費、必要な通訳料・翻訳料が含まれる。
- プロジェクトのサポートや、その際のリサーチ支援。
- 日本語オリエンテーション講座 (滞在の始めに実施)
- 日本の文化関係者とのコンタクト
- ゲーテ・インスティトゥート大阪・京都やヴィラ鴨川の催し物への参加や、レジデントのイベント(オープンスタジオ、展覧会、朗読会、コンサート等)におけるサポート
一つのプロジェクトに二人で応募する場合は、共同応募の規定を参照のこと
ヴィラ鴨川での助成を受けることにより、アーティストは、以下の義務を負うものとします。
- レジデンスの機会を有意義に使うこと。
- 滞在中のヴィラ鴨川でのプレゼンス、スタッフとのミーティングへの参加。
- ヴィラ鴨川の建物使用規則の遵守。
- 滞在中、日本国内で金銭収入を得ないこと。(在留資格や税法上の問題のため)
- 適切な外国障害疾病保険および損害保険を締結すること。
- ヴィラ鴨川滞在後に報告書を作成すること。
共同応募
一つのプロジェクトに対して、二人の芸術家が、共同で応募することができます。その場合、助成金は二人で分割し、以下の規定が適用されます。
- 二人分の助成金は、3か月で計9.000ユーロ 。
第1か月目に一人2.000ユーロ、第2か月目に一人1.200ユーロ、第3か月目に一人1.200ユーロ、滞在後のレポート提出後に二人で200ユーロを支給。助成金には、制作費、渡航費、現地交通費、輸送費、必要な通訳料・翻訳料が含まれる。 - 共同応募したレジデントは、滞在期間中、二人でひとつのアパートメントをシェアする。ヴィラ鴨川内のアパートメントのうち、1つは内部で2部屋に分かれており(ただし各扉に鍵は無い)、共有のバス・トイレが付いている。
未就学児をもつアーティスト
未就学児をもつアーティストは、子どもに配慮したアパートメントに滞在することができます。身体の不自由なアーティスト
ヴィラ鴨川には、車いす使用者に配慮したアパートメントもあります。建物入口にはスロープがあり、館内のすべての階にエレベーターでアクセスできます。必要なサポートの内容を志望動機書に記入してください。日本の公共交通機関は概ね、助けや配慮を必要とする人たちのための設備が整っています。詳細は、ヴィラ鴨川スタッフにお尋ねください。感染症対策、その他、ドイツ・日本政府の方針により、変更となる場合があります。
応募選考
2023年のレジデント助成は、9件行います。通常、公募は毎年春頃に約1か月間行われ、7月末頃までに、翌年のレジデント助成の選考結果が通知されます。
応募希望者は、年に一度、公募期間内に、オンラインにて応募することができます。公募は、ミュンヘンのゲーテ・インスティトゥート本部によって行われます。2022年の公募からは、京都からも審査員が参加します。
招聘するアーティストは、まずプロジェクト計画と提出作品のクオリティによって、また、分野間のバランスにも考慮して決定されます。
レジデントの招聘決定について、異議申立ては一切認めません。選考結果は通常メールで通知しますが、合否理由については一切お答えしません。
招聘予定者には、合格通知とともに、契約書と建物使用規則を送付します。契約書への招聘予定者の署名をもって、法的にレジデント招聘が承認されます。
応募受付期間: 2022年4月8日12時(CET)
選考:4月/5月
ノミネート:7月下旬
2023年4月27日(木)~7月25日(火)
第3期
2023年9月14日(木)~12月12日(火)
選考:4月/5月
ノミネート:7月下旬
2023年招聘滞在期間:
第1期
2023年1月12日(木)~4月11日(火)
2023年4月27日(木)~7月25日(火)
第3期
2023年9月14日(木)~12月12日(火)
ヴィラ鴨川でのレジデンス期間中に、全てのプロジェクトのリサーチや制作を完成させられるとは限りません。レジデンス滞在時に取り掛かった創作プロセスやその結果によっては、現地でのさらなる取り組みが必要な場合や、レジデンス滞在を踏まえた新たなプロジェクトが生まれる可能性もあり得ます。また、日本のパートナーとのコラボで作品発表する機会があるかもしれません。
ヴィラ鴨川は、レジデンス滞在が終わった後も、レジデントの日本との結び付きやその後のプロジェクトなどをサポートするため、再来日支援の助成を行います。この助成金は、ヴィラ鴨川に直接申請することができます。
レジデンス後の再来日支援には、通常、旅費・滞在費の補助が含まれます。応募条件は、再来日の計画が、元レジデント自身と日本の文化機関や文化芸術関係者などのパートナーの協力によって、企画、出資、オーガナイズされることです。
再来日費用の助成申請は、プロジェクト企画書、日本側パートナーの意向表明書、および、予算書の提出が必要となります。その際、希望するヴィラ鴨川の関わり方も記してください。助成金額は、各プロジェクトの内容や当館の予算状況、文化交流への貢献度など、その他の諸条件により異なります。助成決定に関する異議申し立ては、一切認めません。助成申請の選考結果は、通常、再来日する年の前年末までに通知します。再来日の滞在終了後、もしくは、プロジェクト終了後、3か月以内に、報告書を作成し、ヴィラ鴨川へ提出することが義務付けられています。
応募書類は、再来日しようとする年の前年の8月31日、もしくは12月15日までに、館長宛にメールでお送りください。
ヴィラ鴨川は、レジデンス滞在が終わった後も、レジデントの日本との結び付きやその後のプロジェクトなどをサポートするため、再来日支援の助成を行います。この助成金は、ヴィラ鴨川に直接申請することができます。
レジデンス後の再来日支援には、通常、旅費・滞在費の補助が含まれます。応募条件は、再来日の計画が、元レジデント自身と日本の文化機関や文化芸術関係者などのパートナーの協力によって、企画、出資、オーガナイズされることです。
再来日費用の助成申請は、プロジェクト企画書、日本側パートナーの意向表明書、および、予算書の提出が必要となります。その際、希望するヴィラ鴨川の関わり方も記してください。助成金額は、各プロジェクトの内容や当館の予算状況、文化交流への貢献度など、その他の諸条件により異なります。助成決定に関する異議申し立ては、一切認めません。助成申請の選考結果は、通常、再来日する年の前年末までに通知します。再来日の滞在終了後、もしくは、プロジェクト終了後、3か月以内に、報告書を作成し、ヴィラ鴨川へ提出することが義務付けられています。
応募書類は、再来日しようとする年の前年の8月31日、もしくは12月15日までに、館長宛にメールでお送りください。
招聘アーティスト用アパートメントとアトリエ
ヴィラ鴨川の2階には、招聘アーティストの滞在スペース兼アトリエとなる、アパートメントがあります。モダンなフル装備のキッチンと、日当たりの良いテラスは、滞在するアーティストたちの共同空間です。2階の内装やインテリアには、日本の最高の美と技が取り入れられています。時代を超えた日本のデザインが、約60㎡のゆったりとした各プライベート空間と2階全体の雰囲気を印象付けています。
その他、日本庭園の傍らにアトリエもあります。