2016年5月25日(水) 10:00‐13:15
『彼の名はネクタイ』
作文ワークショップ|ミレーナ=美智子・フラシャールによる作文ワークショップ
- 言語 ドイツ語
- 料金 参加無料、要参加申し込み
ミレーナ=美智子・フラシャール氏は2012年出版の小説『彼の名はネクタイ„Ich nannte ihn Krawatte“』で、社会の重圧に耐えきれなかった二人のアウトサイダーの静かな情景を詩的に綴っています。そして恐れに対してとりわけ、規範からこ ぼれ落ちてしまったもの、身近に起こりうること、無秩序な拒絶の力を描いています。
「最もシンプルなことを書きたいんです。例えば、私 たちが今ここでこのテーブルについて、向かい合わせに座り、2年半経った後で、普通なら人に話さないであろうことをお互いに話している、といったこと を。」―これはミレーナ=美智子・フラシャール氏のホームページにある言葉です。この若い女性作家による東京ドイツ文化センターでの作文ワークショップの スタートは、この言葉からかもしれません。
ワークショップの第一部では、フラシャール氏が、自身の小説『彼の名はネクタイ』60章から 71章を朗読します。この章では、主人公のヒロの、彼女であるユキコへの裏切り、そしてその後のヒロの純真さの喪失を描いています。この場面は、若い主人 公の人生が大きく変わってしまった最初の分岐点、子ども時代の終わりを描いています。参加者の皆様にも途中から朗読に加わっていただき、この大人への転換 期の場面を交代で読んでいただきます。
第二部では参加者の皆様に、実際に文章を書いていただきます。フラシャール氏の子ども時代の深刻 な体験が反映された短いテキストを例として、参加者の皆様にも自身のそういった経験について書いていただきます(自伝でもフィクションでもかまいませ ん)。つまりまず小さな子供のころにもう一度立ち返り、自分の足跡をたどる、記憶を呼び起こす作業が重要になってきます。いつからこの主人公は大きな(そ して恐らくは恐ろしい)世界の中に、再び自分を見つけ出したのでしょうか。
簡単なテクニック( 語り手の変化や自制など)を手がかりに、フラシャール氏と参加者で意見交換をしていただきます。どのようにして私的な記憶から距離を置く、もしくは近くに 引き寄せることができるのでしょうか。どうすれば自分自身を切り離すことができるのでしょうか。どのように自分自身を、改めて自分の言葉で語ることができ るのでしょうか。
ミレーナ=美智子・フラシャール
オーストリアの作家。日本人の母とオーストリア人の父のもと、1980年ザンクト・ペルテンに生まれる。大学でウィーンとベルリンで比較文学、ドイツ文学、ロマンス語文学を学ぶ。現在はウィーンに在住し、外国語としてのドイツ語を教える側ら、執筆活動を行っている。
2008 年『[私は] „[Ich bin]“』で作家デビュー。2010年に2作目『お母さん、私の知らない母 „Okaasan, meine unbekannte Mutter“』 2012年に3作目の『彼の名はネクタイ„Ich nannte ihn Krawatte“』を出版。
「最もシンプルなことを書きたいんです。例えば、私 たちが今ここでこのテーブルについて、向かい合わせに座り、2年半経った後で、普通なら人に話さないであろうことをお互いに話している、といったこと を。」―これはミレーナ=美智子・フラシャール氏のホームページにある言葉です。この若い女性作家による東京ドイツ文化センターでの作文ワークショップの スタートは、この言葉からかもしれません。
ワークショップの第一部では、フラシャール氏が、自身の小説『彼の名はネクタイ』60章から 71章を朗読します。この章では、主人公のヒロの、彼女であるユキコへの裏切り、そしてその後のヒロの純真さの喪失を描いています。この場面は、若い主人 公の人生が大きく変わってしまった最初の分岐点、子ども時代の終わりを描いています。参加者の皆様にも途中から朗読に加わっていただき、この大人への転換 期の場面を交代で読んでいただきます。
第二部では参加者の皆様に、実際に文章を書いていただきます。フラシャール氏の子ども時代の深刻 な体験が反映された短いテキストを例として、参加者の皆様にも自身のそういった経験について書いていただきます(自伝でもフィクションでもかまいませ ん)。つまりまず小さな子供のころにもう一度立ち返り、自分の足跡をたどる、記憶を呼び起こす作業が重要になってきます。いつからこの主人公は大きな(そ して恐らくは恐ろしい)世界の中に、再び自分を見つけ出したのでしょうか。
簡単なテクニック( 語り手の変化や自制など)を手がかりに、フラシャール氏と参加者で意見交換をしていただきます。どのようにして私的な記憶から距離を置く、もしくは近くに 引き寄せることができるのでしょうか。どうすれば自分自身を切り離すことができるのでしょうか。どのように自分自身を、改めて自分の言葉で語ることができ るのでしょうか。
ミレーナ=美智子・フラシャール
オーストリアの作家。日本人の母とオーストリア人の父のもと、1980年ザンクト・ペルテンに生まれる。大学でウィーンとベルリンで比較文学、ドイツ文学、ロマンス語文学を学ぶ。現在はウィーンに在住し、外国語としてのドイツ語を教える側ら、執筆活動を行っている。
2008 年『[私は] „[Ich bin]“』で作家デビュー。2010年に2作目『お母さん、私の知らない母 „Okaasan, meine unbekannte Mutter“』 2012年に3作目の『彼の名はネクタイ„Ich nannte ihn Krawatte“』を出版。