2014年11月14日(金)19時~21時 (開場18時半)

レクチャーコンサート 「ドイツ音楽の現在形」

レクチャーコンサート|ペーター・ルジツカとミンゲット弦楽四重奏団を迎えて

  • ゲーテ・インスティトゥート東京 ホール, 東京

  • 言語 ドイツ語(日本語逐次通訳つき)
  • 料金 入場無料 申込み不要
ドイツの作曲家、指揮者のペーター・ルジツカが来日し、ゲストスピーカーとともにドイツ現代音楽の魅力について語ります。
 
1945年はドイツの音楽にとって新しい始まりでした。それから約70年の間にドイツでは国内外の突出した作曲家が活躍する中で、新しい音楽を享受する観客も育ち、今では現代音楽はドイツの音楽生活の重要な一部を形成するようになっています。各地のコンサートホールでは、日々あらゆる種類のさまざまな傾向の実験的な現代音楽が演奏され、観客が足を運んでいます。
 
ドイツ文化センターではハンブルク音楽演劇大学教授で作曲家、指揮者のペーター・ルジツカ氏を招き、ドイツ音楽の最新形を実際の演奏付きで紹介します。ルジツカ氏は1996年から2014年まで芸術監督としてミュンヘン・ビエンナーレを率い、実験精神に溢れたプログラムを展開、新境地を拓いて音楽界の注目を集めています。
 
ルジツカ氏の対談役としては、新聞などで音楽評論を手がける神戸大学教授の藤野一夫氏と、同大学で教鞭をとるかたわら、自身も作曲家として活動しているシュテファン・トゥルンマー=フカダ氏が加わり、ドイツ現代音楽の魅力と楽しみ方を紹介します。
 
演奏はミンゲット弦楽四重奏団。メンデルスゾーンはじめクラシックのレパートリーの他、現代音楽の演奏に定評があり、ザルツブルク音楽祭などヨーロッパの一流音楽祭、ホールに出演、各地で賞賛を得ているケルンの弦楽四重奏団です。今回の来日では東京から広島まで各地でコンサートが予定されています。


プログラム          
演奏 ペーター・ルジツカ作曲     弦楽四重奏曲第3番「消失の彼方へ」(1992)
講演「接近と無 ~ ペーター・ルジツカが語る自身の音楽美学」ペーター・ルジツカ
(休憩)
トーク ペーター・ルジツカ、シュテファン・トゥルンマー=フカダ、藤野一夫
演奏 ヴォルフガング・リーム作曲 弦楽四重奏曲第4番 (1980/81)
(プログラムは予告なく変更される場合があります。)

Prof. Dr. Peter Ruzicka

ペーター・ルジツカ Prof. Dr. Peter Ruzicka
1948年デュッセルドルフ生まれ。ハンブルク音楽院でピアノ、オーボエ、作曲を学び、ハンス・ヴェルナー・ヘンツェとハンス・オッテの下で作曲の研鑽を積む。ミュンヘン、ハンブルク、ベルリンで法律と音楽学を学び博士号を取得。

1990年からハンブルク音楽演劇大学の教授で、バイエルン芸術アカデミーならびにハンブルク芸術アカデミーの会員。

作品に対して多数の賞を受けており、その作品はベルリン・フィルやウィーン・フィルをはじめとする国内外の重要なオーケストラやアンサンブルによって演奏されている。

指揮者としては、特にベルリン・ ドイツ交響楽団を率い、マーラー、シュレーカー、ペッタションのCDを制作した。そのほかアムステルダムのコンセルトヘボウ、ウィーン交響楽団、シュターツ カペレ・ドレスデン、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、日本では読売日本交響楽団を指揮している。音楽劇《HÖLDERLIN》は2008年にベ ルリン州立歌劇場で初演された。

1996年にヘンツェの後任としてミュンヘン・ビエンナーレの芸術監督に就任、2014年までその職を務める。その間1997年には、アムステルダムのコンセルトヘボウの芸術参与。2001年から2006年まで芸術総監督として、ザルツブルク音楽祭を率いた。

2014/15のシーズンには、ライプツィヒの中部ドイツ放送交響楽団, フランクフルトのヘッセン放送協会交響楽団、アンサンブル・レゾナンツ、バーゼル 交響楽団、リンツ・ブルックナー管弦楽団で指揮している。


藤野一夫

 藤野一夫
神戸大学大学院国際文化学研究科教授。1958年東京生まれ。専門は音楽文化論、文化政策、ドイツ思想史。ハンブルク音楽大学、ゲルリッツ大学、ベルリン自由大学などで客員教授やフェローを務める。日経新聞の月例音楽批評を担当。共編著に『ワーグナー事典』(東京書籍)、翻訳にワーグナー著『未来の芸術作品』(法政大学出版局)など、音楽関係の論文、評論多数。
 
Stefan Trummer-Fukada シュテファン・トゥルンマー=フカダ  

 シュテファン・トゥルンマー=フカダ
神戸大学国際コミュニケーションセンター特任教授。1968年オーストリア生まれ。ウィーン大学で演劇学、音楽学、日本学、また、ウィーンF.シューベルト音楽院で作曲を学ぶ。専門はドイツ語圏の思想史と作曲学。音楽理論や作曲学史についての数々の論文を発表し、歌曲、室内楽、オーケストラ作品などの作曲家としても活躍している。
 
Minguet Quartett

ミンゲット弦楽四重奏団
Minguet Quartett

1988年創設で、ドイツのケルンを拠点として活躍する弦楽四重奏団。芸術は大衆に愛されるものであるべきだと唱えた18世紀スペインの哲学者パブロ・ミンゲットの名前を冠し、その考えに賛同し活動している。(詳しいプロフィール)