アンサンブル九条山×箏
京都を拠点に活動するアンサンブル九条山と箏曲家の大谷祥子氏の演奏による、西洋楽器と日本の伝統楽器を繋ぐ演奏会がヴィラ鴨川のホールで開催されます。
京都市出身・ケルン市在住の作曲家、岸野末利加氏が手がけるプログラムでは、彼女が敬愛するフィンランドの女性作曲家カイヤ・サーリアホ氏、猿谷紀郎氏といった現代の作曲家たちが、木、雨、星、月、庭などの自然と地球に関する事象にインスパイアされて作った作品を取り上げます。言葉では表現しきれない作曲家の感覚、思索、思考が音を介して聞き手の感性に訴えかけます。
プログラム
岸野 末利加 : モノクロマーガーデン V(2013)箏演奏家のための
Malika Kishino:『Monochromer Garten V』for a koto player
カイヤ・サーリアホ : おお、月よ(1990) チェロとバスクラリネットのための
Kaija Saariaho:『Oi kuu』for bass clarinet and cello
ジョージ・アペルギス : 隠されたレクイエム(1998) ヴァイオリンとクラベスのための
Georges Aperghis:『Requiem furtif』for violin and claves (hyoshigi)
カイヤ・サーリアホ : 景色(1999)ソプラノ、フルート、チェロ、ピアノのための
Kaija Saariaho:『Die Aussicht』for soprano, flute, cello and piano
猿谷 紀郎 : 琴座の碧霞(2004)二十絃箏、フルート、チェロのための
Toshiro Saruya:『Kotoza no Ao』for 20-string koto, flute and cello
カイヤ・サーリアホ : 雨が降る(1986)ソプラノとピアノのための
Kaija Saariaho:『Il pleut』for soprano and piano
ヴァレリオ・サンニカンドロ : コメ マイ(なぜ?)(2023) ソプラノ、フルート、クラリネット、ヴァイオリンのための
Valerio Sannicandro:『Come mai』for soprano, flute, clarinet and violin
岸野 末利加 : ウード(沈香)II (2024) マリンバ、ピアノのためのダブルコンチェルト(改訂版世界初演)
Malika Kishino: 『Oud II』double concerto for marimba, piano and ensemble
プログラム構成・作曲:岸野末利加 / Malika Kishino
箏:大谷祥子 / Shoko Otani
作曲・指揮:猿谷紀郎 / Toshiro Saruya
アンサンブル九条山 / Ensemble Kujoyama
ソプラノ:太田真紀
フルート:若林かをり
クラリネット:上田 希
ヴァイオリン:石上真由子
チェロ:福富祥子
打楽器:畑中明香
ピアノ:森本ゆり
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