5月9日(金)10:00
5月12日(月)11:50

ロッテ・ライニガー監督「アクメッド王子の冒険」

映画上映|EUフィルムデーズ2025

  • テアトル梅田, 大阪

  • 言語 ドイツ語、日本語字幕付

アクメッド王子の冒険 © Primrose Films

アクメッド王子の冒険 © Primrose Films

─E Uフィルムデーズは 、欧州連合 (EU )加盟国の在日大使館 ・文化機関が選 んだ近年の注目作品を一挙上映するユ ニークな映画祭です 。EU加盟の全27 カ 国が参加する今年は、「アニメーション 」 に フォーカスし 、各国が厳選した短編およ び長編アニメーション作品を上映します 。

ドイツの参加作品として、ヨーロッパ初期のアニメーション史を切り開いた作品を取り上げます。ロッテ・ライニガー監督の『アフメッド王子の冒険』(1926年)は現存する最古にして、そして恐らくは世界初の長編アニメーション映画と考えられています。

本作は、25万枚に及ぶ繊細な切り絵、トレーシングペーパー、そしてコマ撮りカメラを用いた絶え間ない緻密な手作業によって制作されており、アニメーション映画の先駆的な作品として歴史にその名を刻むものです。その視覚的な洗練された美しさは今日でも鑑賞者を魅了し続けています。
『アクメッド王子の冒険』は、東洋の物語集『千夜一夜物語』のモチーフに着想を得たシルエットアニメーションで、魔法の飛行馬に乗って遠い国々を旅するアフメッド王子の冒険物語を描いています。彼は妖精パリバヌーに恋をし、彼女を守るために悪魔や魔法使いと戦っていきます。旅の途中ではさらにアラジンと出会い、その魔法のランプがアクメッドの使命を果たす鍵となっていきます。

全五幕からなる本作は、変身や裏切り、幽霊の戦いや魔法の戦いを描きながら東洋の豊かな物語世界とアジアの影絵美術を結びつけ、アニメーション映画の黎明期に誕生した傑作となりました。

EUフィルムデーズでは、タイヒマン兄弟(ライブ・エレクトロニクス)とレオポルド・フルト(ツィター)によるオリジナル・サウンドトラック付で上映します。ライニガーのアニメーションのために繊細に構成されたグルーヴ感あふれるサウンドトラックが、映画史に残るこの唯一無二の作品に、まったく新しい鑑賞体験をもたらします。