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19:00
ヴァイマルから2次元の東京へ―気鋭の作家たちから見たゲーテ
朗読&対談|鈴木結生×ボン・パーク
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ゲーテ・インスティトゥート東京 ホール, 東京
- 言語 ドイツ語、日本語、逐次通訳付
- 料金 入場無料、要予約
鈴木結生による小説『ゲーテはすべてを言った』の芥川賞受賞が発表されたのは、まだ記憶に新しい今年の1月でした。このように、次世代の作家が(当インスティトゥートが名を借りている)ゲーテに現代的な視点から取り組んでいることを絶好の機会ととらえ、ゲーテが現代文学に残し続けている足跡に焦点を当てるイベントを開催します。現代の視点から見て『ゲーテはすべてを言った』のでしょうか?ゲーテについて本当にすべてが語られているのでしょうか?本イベントでは、ゲーテという人物、そしてゲーテの文献に自らの作品でアプローチしている気鋭の作家2人が対談します。
鈴木結生の小説では、ゲーテ研究の第一人者が家族と訪れたイタリア料理店で飲んだ紅茶のティー・バックにゲーテの名言とされているフレーズを発見します。しかし、研究者はその名言を知らなかった。ティー・バッグのタグに書かれたその言葉を求めて、膨大な原典を読み漁り、長年の研究生活の記憶を辿るが……。夢の中にゲーテが登場するまで、世界文学をさまよう旅へ導かれます。
一方、今年ミュールハイム戯曲賞にノミネートされている劇作家のボン・パーク。ゲーテの『若きウェルテルの悩み』に着想を得た戯曲『Die Leiden des jungen SuperMario in 2D』(若きスーパーマリオの悩みー2版)はゲーマー世代の視点からゲーテの初期の古典に新たな命を吹き込みます。本作は2011年のハイデルベルク戯曲マーケットで革新賞の受賞を果たしました。
パークは、世界中で爆発な人気を集めているコンピュータゲームキャラクター、スーパーマリオの1元性を、古典文学の大きなテーマである愛、嫉妬、失敗の恐れ、アイデンティティの探求、行動の自由といった要素と融合させています。
鈴木とパークは、熱狂的な読書愛、世界文学の創造的な受容、そしてそれを自身の執筆においてユーモラスかつ革新的に扱うことを共通しています。本イベントでは、2人が自らのゲーテへのアプローチを紹介し、ティー・バッグやビデオゲームで登場するヴァイマル古典主義の作家のアクチュアリティについて議論します。ボン・パークはオンラインで登壇します。司会は、ドイツ文学者で文学翻訳者の松永美穂が務めます。
鈴木結生
2001年福岡県生まれ。1歳で福島県に移り住み11歳までを過ごす。現在は福岡県在住。2024年「人にはどれほどの本がいるか」で林芙美子文学賞佳作を受賞しデビュー。2025年『ゲーテはすべてを言った』で第172回芥川賞を受賞。現在は福岡の西南学院大大学院に在籍し英文学を専攻している。
ボン・パーク
劇作家、演出家。1987年、ベルリンに生まれる。ベルリンとチューリヒで作劇法を学ぶ。2011年「Die Leiden des Jungen Super Mario in 2D」(若きスーパーマリオの悩み2D版)でハイデルベルク戯曲マーケットでイノベーション・アワードを受賞。ドイツ語圏で多数の戯曲賞を受賞。「They Them Okocha」で2025年のミュールハイム戯曲賞にノミネートされている。
松永美穂(司会)
翻訳家、早稲田大学文学学術院教授。1991~92年にドイツ学術交流会給費生としてハンブルク大学に留学。ベルンハルト・シュリンク『朗読者』(新潮社)の翻訳で2000年に毎日出版文化賞特別賞受賞、カトリン・シェーラー『ヨハネの電車のたび』(西村書店)で2015年日本絵本大賞翻訳絵本賞受賞。
鈴木結生の小説では、ゲーテ研究の第一人者が家族と訪れたイタリア料理店で飲んだ紅茶のティー・バックにゲーテの名言とされているフレーズを発見します。しかし、研究者はその名言を知らなかった。ティー・バッグのタグに書かれたその言葉を求めて、膨大な原典を読み漁り、長年の研究生活の記憶を辿るが……。夢の中にゲーテが登場するまで、世界文学をさまよう旅へ導かれます。
一方、今年ミュールハイム戯曲賞にノミネートされている劇作家のボン・パーク。ゲーテの『若きウェルテルの悩み』に着想を得た戯曲『Die Leiden des jungen SuperMario in 2D』(若きスーパーマリオの悩みー2版)はゲーマー世代の視点からゲーテの初期の古典に新たな命を吹き込みます。本作は2011年のハイデルベルク戯曲マーケットで革新賞の受賞を果たしました。
パークは、世界中で爆発な人気を集めているコンピュータゲームキャラクター、スーパーマリオの1元性を、古典文学の大きなテーマである愛、嫉妬、失敗の恐れ、アイデンティティの探求、行動の自由といった要素と融合させています。
鈴木とパークは、熱狂的な読書愛、世界文学の創造的な受容、そしてそれを自身の執筆においてユーモラスかつ革新的に扱うことを共通しています。本イベントでは、2人が自らのゲーテへのアプローチを紹介し、ティー・バッグやビデオゲームで登場するヴァイマル古典主義の作家のアクチュアリティについて議論します。ボン・パークはオンラインで登壇します。司会は、ドイツ文学者で文学翻訳者の松永美穂が務めます。
プロフィール
鈴木結生
2001年福岡県生まれ。1歳で福島県に移り住み11歳までを過ごす。現在は福岡県在住。2024年「人にはどれほどの本がいるか」で林芙美子文学賞佳作を受賞しデビュー。2025年『ゲーテはすべてを言った』で第172回芥川賞を受賞。現在は福岡の西南学院大大学院に在籍し英文学を専攻している。
ボン・パーク
劇作家、演出家。1987年、ベルリンに生まれる。ベルリンとチューリヒで作劇法を学ぶ。2011年「Die Leiden des Jungen Super Mario in 2D」(若きスーパーマリオの悩み2D版)でハイデルベルク戯曲マーケットでイノベーション・アワードを受賞。ドイツ語圏で多数の戯曲賞を受賞。「They Them Okocha」で2025年のミュールハイム戯曲賞にノミネートされている。
松永美穂(司会)
翻訳家、早稲田大学文学学術院教授。1991~92年にドイツ学術交流会給費生としてハンブルク大学に留学。ベルンハルト・シュリンク『朗読者』(新潮社)の翻訳で2000年に毎日出版文化賞特別賞受賞、カトリン・シェーラー『ヨハネの電車のたび』(西村書店)で2015年日本絵本大賞翻訳絵本賞受賞。