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PROJECT MRT—Natureless Solution　太陽と土と糞から切り離したテクノロジーの再考

展覧会とシンポジウム|YCAM オープンラボ

  • 山口情報芸術センター, 山口県

Compostcubator　 photo credit: Daniel James Grant

PROJECT MRT—Natureless Solution　 YCAM

「PROJECT MRT — Natureless Solution」は、培養肉や垂直農法など、自然から切り離された食料生産の未来像を批評的に捉え直す展覧会です。データが実際の食よりも重視される現代の状況を風刺的に映し出し、テクノロジーによる“自然の代替”がもたらす緊張や矛盾を問いかけます。
本プロジェクトに、サラ・カントロウィッツ（Sarah Kantrowitz）が参加します。

カントロウィッツは、社会的・生態的なつながりを重視した「プロセスアーキテクチャ」の実践で注目される建築家です。彼女の活動は、食料やエネルギー、廃棄物といった産業プロセスを、人間と環境の関係性から再設計するものであり、工業的なシステムを「人の営みが息づく場」へと変えていこうとする試みです。

本展では、バイオアートや建築、デザイン、環境倫理などの領域を横断しながら、「自然を切り離しても問題は解決できるでしょうか」という根源的な問いに向き合います。あわせて開催される「YCAMオープンラボ2025」では、国内外の専門家を交え、バイオエコノミー、食文化、サステナブルデザインの未来について議論が行われます。

詳細・プログラム情報は YCAM公式ウェブサイトをご覧ください。

※こちらのプロジェクトはゲーテ・インスティトゥート東京が支援しています。

サラ カントロウィッツ

プロセスアーキテクト