研究教授法と授業原則

「Deutsch Lehren Lernen(DLL)」研修シリーズの教育学的アプローチは、アクションリサーチと実践探求ミニプロジェクトに基づいています。教員は他の教員や自分自身の授業を観察し、振り返ることで、自らの教育実践を向上させます。世界中のさまざまな環境・対象グループの授業記録のビデオにより、このプロセスが強化され、貴重な教授法・教育法の原則や指針を学ぶことができます。

アクションリサーチ

教員を実践に即して研修するために、DLL(Deutsch Lehren Lernen)はアクションリサーチの手法を活用しています:
  • DLLは、他者および自分自身の授業を継続的に観察するためのヒントを提供します。
  • DLLでは、授業内で、新しい言語活動の可能性を認識し、実践することができます。
  • DLLでは、探究的かつ内省的な経験学習により、理論的な知見を深めることができます。
  • DLLは授業を現場から考え、特に「コンピテンシー志向(能力志向)」という授業原則に強く焦点を当てています。
Prof. Dr. Michael Legutke は、2012年の教育見本市「didacta」にて、コンピテンシー志向の考え方を説明しています。

© Goethe-Institut

授業原則

DLLの研修の一環として、教員は以下の指針および教授法に関する原則に精通するようになります

授業記録

DLLのもう一つの重要な要素が「授業記録(UDOs)」です。これは、さまざまな対象グループや状況における、実際のドイツ語授業の記録であり、対面授業だけでなくオンライン授業も含まれます。
UDOsは観察のための資料であり、「模範授業(ベストプラクティス)」ではありません。授業全体を文脈の中で振り返るための手がかりを提供するものです。
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