映画上映&トーク
『ゲッベルスと私』&『ユダヤ人の私』

ゲッベルスと私
ゲッベルスと私 | © 2016 BLACKBOX FILM & MEDIENPRODUKTION GMBH

ゲーテ・インスティトゥート東京

ゲーテ・インスティトゥート東京 ホール

チケットはピーティックスから

今年の12月に「ホロコースト証言シリーズ」の第3弾である『メンゲレと私』がSunny Filmによって日本公開されます。公開に先立ち、Sunny Filmがゲーテ・インスティトゥート東京とオーストリア文化フォーラム東京の協力のもと、本シリーズシリーズ第1弾の『ゲッベルスと私』と、第2弾の『ユダヤ人の私』を再び上映します。

上映後、本シリーズを通して共同監督の一人を務めたクリスティアン・クレーネスとドイツ現代史を専門とする東京外国語大学の小野寺拓也准教授による特別対談を行います。

◉当日スケジュール
12:30 開場
13:00 『ゲッベルスと私』上映(113分)
15:30 『ユダヤ人の私』上映(114分)
17:45 特別対談「いま、ホロコーストを改めて問う」小野寺拓也×クリスティアン・クレーネス(60分)

『ゲッベルスと私』
——何も知らなかった。私に罪はない。 
若きブルンヒルデ・ポムゼルは、第二次世界大戦中、1942 年から終戦までの3年間、ナチスの宣伝大臣ヨーゼフ・ゲッベルスの秘書として働き、近代における最も冷酷な戦争犯罪者のそばにいた人物である。本作は彼女が終戦から69 年の沈黙を破って当時を語った貴重なドキュメントである。「ホロコーストについてはなにも知らなかった」と語るポムゼルの30 時間に及ぶ独白インタビューは、20世紀最大の戦争と全体主義の下で抑圧された人々の人生を浮き彫りにする。

監督:クリスティアン・クレーネス、フロリアン・ヴァイゲンザマー、オーラフ・S・ミュラー、ローランド・シュロットホーファー
2016年/オーストリア映画/ 113分/モノクロ/ドイツ語/日本語字幕:吉川美奈子

『ユダヤ人の私』
——私は見た。運命が変わる瞬間を。
ユダヤ人のマルコ・ファインゴルトは1939年に逮捕され、アウシュヴィッツを含む4つの強制収容所に収容される。終戦後は、10万人以上のユダヤ人難民をパレスチナへ逃がし、ナチ・ドイツの罪、そして、加担者であった自国オーストリアの責任を、70年以上訴え続けた。本作はマルコの数奇な人生を通じ、反ユダヤ主義がどのように広まり、ホロコーストに繋がったかを映し出す貴重なドキュメントである。「国家と人は過去の過ちを忘れている」と語るマルコは、過去と地続きにある現在に警鐘を鳴らす。

監督:クリスティアン・クレーネス、フロリアン・ヴァイゲンザマー、クリスティアン・ケルマー、ローランド・シュロットホーファー
2021年/オーストリア映画/ 114分//モノクロ/ドイツ語/日本語字幕:吉川美奈子
 

詳細

ゲーテ・インスティトゥート東京 ホール


107-0052 東京都港区赤坂7-5-56
ドイツ文化会館内
Tel. 03 35843201
東京

言語: 上映:ドイツ語、日本語字幕付/トーク:日本語・ドイツ語、逐次通訳付
料金: 1000円(一日券)

03-3584-3201 info-tokyo@goethe.de