ゲーテ・インスティトゥート東京
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ゲーテ・インスティトゥート

ゲーテ・インスティトゥートは、日本のパートナーと協力し、様々な催しを行いドイツと日本の文化交流を促進しています。 また、あらゆるレベルのドイツ語講座とヨーロッパ内の共通資格に対応したドイツ語の試験を実施し、ドイツの文化、社会、政治などに関する最新の情報を提供しています。

訃報

当センター職員、フランチェスカ・ケクレが去る7月5日、34歳で夭逝しました。ケクレはミュンヘン大学で、日本学、演劇学、ドイツ文化学、政治学を学び修士号を取得したのち、2007年に駿河台大学(埼玉)に留学。その後改めて2010年に来日し、ゲーテ・インスティトゥートで「日独交流150周年」のプロジェクトマネージャーとして準備・実行に携わりました。日独の文化交流に意欲的で、そのなかでもとりわけ熱心に取り組んだエレクトロミュージックの分野では日独間に幅広いネットワークを築きました。音楽以外にも映画をこよなく愛し、それがきっかけとなって若くして日本に興味を持つようになりました。しかし日本の全てを無批判に受け入れたわけではなく、ケクレは両国間のさまざまな問題に意識的に向き合っていました。このような社会的な問題意識を常に抱きながら、3年前からオンライン・メディア担当主任として、デジタルメディアを通じて当センターの活動を対外的に発信してきました。異文化交流に関する最新の情報を常に追い続け、対立する意見にも正面から向かい合い、新しいメディアを取り入れることにも積極的でした。なかでも、当センターのために制作された映像作品の数々は、彼女の多彩な才能が結集した成果であり、高い評価を受けています。ケクレは生前、新しい映像作品制作の準備中で、日本とドイツでの撮影を目前に控えていました。彼女が力を注いでいたこのプロジェクトをやり遂げることが出来なくなってしまったことを思うと、残念でなりません。友人や同僚からフレンチという愛称で呼ばれたケクレの突然の旅立ちは、私たち職員のチームに埋めることのできない空白を残しました。故人の生前の姿を偲びつつ、心から哀悼の意を表します。