映画 『女は二度決断する』

監督:ファティ・アキン、2017年、ドイツ、106分

„Aus dem Nichts“ © 2017 bombero international GmbH & Co. KG, Macassar Productions, Pathé Production,corazón international GmbH & Co. KG,Warner Bros. Entertainment GmbH 2017年秋に『50年後のボクたちは』を日本で公開したばかりのトルコ系ドイツ人監督ファティ・アキンの最新作『女は二度決断する』が、2018年4月にまた日本公開を迎える。
 
2000年から2007年の間に極右テロ集団NSU(国家社会主義地下組織)によって引き起こされた9人の移民が犠牲となった連続殺人に対するひとつのレスポンスとして、ファティ・アキン監督は本作で感情に深く刺さるドラマを描いた。
 
【あらすじ】
ハンブルクの商店街で起きた爆弾テロで、カティヤはトルコ系のヌーリと息子のロッコを失う。家族を失った耐え難い苦痛の中、容疑者であるネオナチ・カップルのエッダとアンドレに対し法的な裁きが下されることを、カティヤは唯一の拠り所としていた。しかし、二人の極右主義者たちは、明らかな証拠があるにも拘らず弁護士の卓越した戦略により無罪放免となってしまう。判決に対する深い絶望の中、カティヤは、果てしない悲しみと動揺に向き合う道を探る・・・。
 
カティヤを演じたダイアン・クルーガーは、圧倒的な演技により、昨年のカンヌ国際映画祭で主演女優賞を受賞した。さらに今年1月、ゴールデングローブ賞外国語映画賞に輝いた。

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